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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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暑くなりました、、ベームの良さ、、

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日曜。朝は結構涼しくて、犬の散歩から帰ってきたら、すぐ、メインシステムに灯を入れて、さあ、アナログを聞きましょう! 

 

というのは、前日 土曜日の午後。実家の近くの例のリサイクルショップでアナログ盤をまた探索、、 

 

あったあったありました。今回はモーッアルトのオペラ。「フィガロの結婚」と「魔笛」どちらもベーム指揮で前者がベルリンフィル、後者がベルリンオペラ管弦楽団の録音、、ど~しょうかなと考えたのだけど、盤質も良いようだし、なにしろその他のよさげな盤を買っても、2千円ちょっとなので、え~い買ってしまえと購入。

 

しかし、あれですね、、こういうふうにひもでくくって、はいどうぞっていうのは、なんというか、味がありますね(笑)。

 

(見えているのはバーセルの作品)

 

で、先ずは「魔笛」から聞いてみようと、そのちょっと古めいたボックスを開けてみると、、、おお、なんと開けたすぐ裏面に、小さいこどもの手形みたいなものがピンクのマジックで描いてある、あれれ、なんだこれとちょっとびっくりしつつも、解説書などをチェック。ちょっとセピア色になっているけれど、全て無傷、、

 

では、ともかく聞いてみる、、ああ、やっぱりいいなあアナログ、、この間のいつもコメントをくれるtamaさんのブログを拝読していたら、SPUに再挑戦されていたのだけど、中低音の厚みがいいと言われていた。うちでは、中低域はもちろんなんだけど、高域のかがやきと艶がのってきて、実にじんわりいいのですね(笑)。

 

で、今回のベームの「魔笛」も同じような印象を持ちました。解説書を見てみると、1964年の録音であって、このボックスも、前の持主の方が、その頃購入されたものだと思われます。だから、本当にアナログ時代に録音なのでしょうね、、アンプとはか真空管だったのかなあ、、

 

SPUを盤に落とします。あ~、、と~ってもいいの、、、何というか、じんわりいいのお、、「魔笛」はショルティが90年代VPOと録音したCDをもっていて、何回か聞いたことがあるけれど、あんまりいいとは思わなかったけれど、だけど、69年のものは良いらしいので聞いてみたいですね。

 

 

ベームのこの盤の音の美しさ、、ベルリンフィルの音はもちろんだけど、、声が実に良い。二重唱、三重唱、、合唱なんていうところの響の美しさはどうだろう、、

 

なによりベームの音楽づくりの丁寧なこと、、すみずみまで丁寧に音楽を作っているんだなあと感じました。 音楽全体の美しいこと、、、すばらしい、、

 

CDでは、やっぱり、こういう、、なんというか瑞々しくも美しい、、音っていうのは、ちょっとでないかもしれない。DSDとかだと違うのかもしれないけれど、、

 

解説書を見ると、ホッターとかディスカウぐらいしかしらないなあ、この頃みんな30代かなあ、でももういないなあ、、なんてことを考えながら、、

 

結局、全4枚中、2枚を聞き通してしまった、、

 

それはなぜかというと、同じくベームのブルックナー3番をアナログで聞いたからでした。 これは、ロンドン盤なのだけど、上のグラモフォンの録音より、もっと乾いている印象。バランスはとても良いのだけど、上のオペラのような、瑞々しさというか、そういうのが感じられないけれど、でも、やっぱりアナログはいいなあ(笑)。

 

 

また「魔笛」の解説書。昭和40年発行と最終頁に記してあります。

 

1964年かあ、、あたしが2才のときで、日本は高度成長時期で、しかも、おおオリンピック開催の年! どこかのおと~さんが、この魔笛の全曲を買ったのだろうなあ、、でも当時全曲を買うっていったら、それこそ清水の舞台だったろうなあ(笑)。それだけに、おと~さんは、この盤をしっかり丁寧に聞いたのだろうなあ、、盤の傷はそれほどなかったからなあ、、

 

その当時の熊本だったら、マツモトレコードかなあ、、このお店も今はないなあ、、

 

当時、ベームは70才ぐらいか、まあ、ディスカウの若いこと、、

 

そうして、時はすぎて、おと~さんは、いつしかじ~ちゃんになり、、孫がこのオペラボックスをじ~ちゃんのレコード棚から発見して、なんだかしらんが、自分の手形をここに描いちゃったということなのかなあと想像して、にやにや、、

 

そうして、この人の愛蔵・愛聴盤が、今、あたしのところに来て、やっぱりあたしを感動させてくれるなんていうのは、、なんかいいなあと感じます、、

 

午後は当地、最高気温が30Cにおよばんとするぐらい暑かった、、もうこうなるると、SIT-1に灯をいれようとも思わんですよ(笑)。という訳で、午後からは2階のアキュ(古)とハーベス7でMバードをいろいろ聞きながら読書、

 

そのうち2階も暑くなってきたので、これはたまらんと、チューナーにFMトランスミットをかまして、1階のお茶の間BOSEシステムでMバードのジャズチャンネルを聞きながら、ちょっと早めのビール(笑)。

 

それにしてもビール、ぢゃなくてベーム、、すごくいいなあ、、あ~いう細部まで丁寧に行き届いた音楽っていうのはいいなあ、、また、ビールぢゃなくてベーム、あらためて聞いてみましょっと! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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