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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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SATRI AMP-KUMAMOTOを改良版で聞く

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AMP-KUMAMOTOの改良バージョンをBPから借りてきたので、なるべく鳴らしにくそうなスピーカーにつないで、このアンプの実力をためしているところです。

音楽は変わらずMバードのチューナー。本機のアナログアウトから直でアンプに接続して聞きます。

 

さて、昨晩はマエストロ村井の「これだ!オーディオ術」。今月はステレオ誌でマエストロの特選盤めっちゃ聞きなのであります。

 

昨日(12日)かかったのは:

 

出演:村井裕弥 ~お宝盤徹底リサーチ[Stereo誌特選盤②]- 
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番ニ長調K311稲岡千架(P)OMFKCD-2057
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第9番イ短調K310稲岡千架(P)OMFKCD-2057
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001ヨゼフ・シゲティ(Vn)オーディオマイスターGCAC-1002~3
バッハ:コラール「シオンは物見らの歌うを聞けリ」宮下宣子(Sackbut)、三浦はつみ(Org)299MUSICNIKU9008

 

マエストロの解説は以下の通り:

 

12日も、5月号の「特選盤」が続きます。まずは稲岡千架『ロンド&ソナタ』から、K311、K310をお聴きいただきます。このCDは、新潟県魚沼市の小出郷文化会館で収録されたのですが、フォルテピアノに近い音色のちょっと個性的なベヒシュタインを弾きたいからという強い願いが実現したと聞いています。平均律ではなく、古典調律にしてあるところもミソです。
 そのあとはシゲティによるバッハ:無伴奏。名盤として有名な割に愛聴している人が少ない演奏ですが、グローバル・カルチャー・エージェンシーの尽力により、音質が著しく改善されました。これを機に、シゲティ再評価も進むのではないでしょうか。

 

とういう内容の放送を聞きました。今晩はスピーカーをパイオニアS-101からご存じヤマハのNS-10Mに交換して聞いていきます。

 

 

モーッアルトのピアノソナタ、、ああ、はっきりいってAMP-KUMAMOTOとNS10Mの相性は抜群! 音のフォーカスがびちっとあって、音質がとても自然、、

もちろん重低音は無理だけれど、ボリュームをぐんとあげると、低中音も奥深く豊かになって、高域の響が実に良いです。AMP-KUMAMOTOの特徴のひとつは高域の伸びと響の美しさなのかもしれません。

 

音量を少し上げたときの、オケなんかの音の広がりは、なんというか、もう、このクラスのアンプとは信じられないほどの「ここちよさ」。実に自然に音が広がるのですねえ。NSー10Mでこんな音が出るとは、びっくりします。

 

ジャズでもクラッシックでも、ともかくピアノの音は最上級! 稲岡さんの弾くモーッアルトもピアノソナタでしたが、なんというか実に自然に、かつ正確に再生してくれました。とは言え、無味乾燥というのではなくて、とても「音楽性豊か」なのですね。

 

さて、稲岡さんのモーッアルト。輝くようなトーンのピアノとはちょっと違うなあと思って、マエストロの解説を聞いたらベヒシュタインだそうで、そうかあ、それでちょっと渋いというか、落ち着いたトーンだったのかあ、、

 

ともかく大変優秀な録音。AMP-KUMAMOTOとNS-10Mの相性の良さは抜群ですね。とくに、センモニもそうだけどヤマハのスピーカーのピアノの音はもう本当にきれい! 

 

さて、それでは、ここでパイオニアのS-101に交換してみますね。

 

う~ん。これは全くキャラ違います。ソフトドーム型のツィターの影響か高域が非常に特徴的。高域が広がって響きます。倍音もきれいに乗ってきます。10Mだと音が凝縮されていくような感じがするのと反対に101だとボリュームをあげるほどに、音が拡散していくような感じしますね。

 

オーディオ的にはとても面白いのだけど、楽器の音を正確かつ自然に出してくる点では10Mの方があたし的には好ましいなあ、、

 

ボリュームをちょってあげても、10Mは11時ごろまであげると、ものすごく豊かになるのだけど、101の場合は1時~2時付近まであげると、音が凝集されて、インテンシィティが増す10Mに比べて、101はさらに音が拡散されていく、、

 

こ~いう音が好きな人もいるんだろうなあ。でも、あたし的には、音楽を味付けなく自然かつ正確に出してくれる10Mの方が好き。さらにAMP-KUMAMOTOとの相性の良さもあって、10Mのいいところが、さらによくなっているような感じなんですね。

 

で、もいっかい10Mにもどして、モーッアルト、ん~いい録音、、ホールの奥行まで感じられるような、、

 

あたしは、モーッアルトのこのソナタ(K311)はとても好きで、何かあるごとに聞きます。特に2楽章は、最高に美しいと思う、、稲岡さんの演奏は、モダンというかリズムをきちんととって、音楽の構造がよくわかる、、

 

でも、あたし的には、このソナタはピリスのグラモフォン盤。なんというか、のほほんとした春の空の中、白いくもがゆっくり流れていくような、そんな夢心地というか

あの美しい演奏が、あたし的には最高! なにしろ、一時期飽きるほど聞きましたからねえ、、

 

(これ! )

 

そうしてシゲティのバッハ。今回XRCD化されたことで、音質が抜群に向上したとマエストロが解説。確かに、実にしっかりした良い音。

 

シゲティのバッハって、あたしは、これまでしっかり聞いたことはなかったけれど、なんというか、聞いていて、大きな岩山に鉄槌をうちこみながら、頑丈なスパイク付の登山靴で、ロープを体にかけながら、しっかり、確実にのぼっていくような演奏だなあと感じた。

 

そうして、シゲティの弾く、バッハの音階を丹念にたどりながら聞いていくうちにバッハってなんて面白いんだと感じました。今出た音が、次の音と連なって、さらに連綿とつながって、おおきなタペストリーみたいな構造になっていく行程いうのか、そういうのがシゲティの演奏だと見えてくるような感じがしました。

 

一方、この後のアーカイヴでかかった、同じくバッハのバイオリンソナタ(郷古廉さん)は、むしろ響の面白さというか、旋律のきれいさをメインにして演奏されていたようで、こちらはホールトーンのたっぷり入った、優秀な録音で、、新旧録音と演奏スタイルの違いがはっきり聞けて、とても面白かった。

 

残り5分ほどでかかったバッハ。これも優秀な録音で、10Mってアンプがよければこれだけなるのかあと、堪能しました(笑)。

 

すると次はNS100Mとセンモニがどうなるかだなあ、、SPケーブルはあいかわらずインタホーン用の極細単線(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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