連日の猛暑の中、午前中は職場の環境整備で大汗かきながら草刈作業にお昼前までがんばりました。熱中症にならないよう、かちっと長袖シャツ・ズボン、帽子とタオル、水は必ず携帯して、作業中にちょっとずつ飲む。
ちょっときついなあとおもったら、日陰で休む、、、なんてことをやっているうちに体が慣れちゃって、そのうちあんまり暑いなあとおもわなくなってくる。むしろエアコンの部屋にはいった方が、ちょっと気もち悪いぐらいに感じる。あっついなつを乗り越えるには、やっぱり、適度に運動して、汗かいて体をあつさに対応させるっていうのが、まあ健康なあたしらにとってはべストなのかもしれないと思いました。
人間の適応力っていうのは、進化の中で確実に獲得してきたものだから、もしかすると、エアコンで人工的に環境を住みやすいように変えていくっていうやり方よりも、こちらの方が体を変えていくっていうのの方が自然なのかもしれないと、作業しながら考えました(笑)。
さて、最近はオーレックスのラジカセにMバードの番組をエアチェックして好きな時間に聞いております。
8月最初のMB名物番組「オーディオ歴史館」は、牧野館長と生島主席学芸員のおふたりが、プロのジャズギタリストにお願いして、なんと、往年のカセットデッキで生録するという、なんともまあ破天荒な企画でありました。
HPから:
8月1日/ナマロクのギターサウンド!
今は昔、ナマロクという趣味があった。電池駆動のポータブルカセットデッキとマイク、ときには透明ビニール傘のような集音パラボラを抱えてナマ音を収録し、プライベートストックとして楽しむというオーディオの1ジャンルだった。今回、ギタリストの田辺充邦氏と某ジャズクラブの協力を得て館長・牧野は旧西ドイツ製ウーヘル、首席学芸員・生島氏はソニーのデッキとマイスタンドやらを抱えてナマロクに出かけた。1955年製のセミアコースティックギター・ディアンジェリコ。超貴重なオリジナルモデルの音をプレイバック!
牧野さんの愛機はウーヘルというもの。ドイツ製らしいがあたしは見たことがない。生島さん愛機は、ソニーのデンスケ(あ~なつかしい、あたしも欲しかった)。
先ずは、まあ、これ聞いてくださいと牧野さんが録音した町内会のおまつりの様子、、なかなかの臨場感で、、言われなければこれがカセットで録音したなんてわかりませんぐらい、、
実は生島さんも生録からオーディオにはいったということらしく、マイクとかセッティングとかデッキについて実に詳しい、、も~こういう詳しいことは実際に番組を聞いてもらうほかないなあ、、
ということで、上の説明にありますギタリストの方の演奏を、牧野・生島両氏がそれぞれに挑みました。
曲は:
出演:牧野茂雄、生島昇 ※ナマロクのギターサウンド! | - | |
SE(夏祭りの御輿) | (生収録)By UHER | |
Waltz For Debby | 田辺充邦(G) | (生収録)By Sony D5M |
SE(C-57 車内の走行音) | 東芝EMILF-91003 | |
Satin Doll | 田辺充邦(G) | (生収録)By UHER |
Quiet Night Of Quiet Stars (Corcovado) | 田辺充邦(G) | (生収録) By Tascam |
Quiet Night Of Quiet Stars (Corcovado) | 田辺充邦(G) | (生収録)By Sony D5M |
先ずは、生島さんの録音によるWaltz for Debby。シュアーのダイナミックマイクをオン気味にして、ソニーのデンスケにメタルカセットで録音、、
これ実によかったです。やっぱり柔らかくて、実にいい雰囲気、、ドルビー無しで録音したとのことですが、雑音もなく、、、演奏にひたれます。
Satain Dallは、牧野さんの録音。こちらはちょっとオフ気味で高さとってのマイクテッティングで、ギターそのものの音を、フェンダーヴィンテージアンプの音と部屋のアンビエンスがうま~くブレンドされた、極上の音、、演奏のすごく良い、、
Quiet Night Quiet Starsも牧野さんの録音だったのだけどは、タスカムのデジタル録音機を同時に併用して録音したとのことで、先ずはデジタルの音を、、
なんか~音がスカスカで、SNはすごくよいと思ったけれど、聞き終わった生島さんが、これは、よくないですね~。デジタルってこんな音なんですよね~と苦言。
牧野さんが、はじめて使った機械なので、レベル調整がうまくいってなかったこともあるんだけど、やっぱりカセットの方がいいかなと、今度は生島さんがデンスケで録音した音を聞きます、、
ん~やっぱり、こちらのあま~いというか優しいというか、いい音なんですね(笑)。なんだろう気持ちが良いのですね、、
もうこうなっちゃうと、、音の違いについては放送聞いてくださいという他ありません(笑)。
生島さんは、やっぱりカセットですよ~。私は死ぬまでカセットですよ!力づよく
決意表明!
そう確かにカセットの音はいいですね。実はあたしの師匠格の音もだちも、カセットメインで使用しています。カーステレオはいまだにカセットの方が音良いと、カセットオンリーです。
デジタルががんばって、ハイレゾとかいって、精度をどんどん上げていくゴールは何か? それはアナログの音に限りなく近づくためなのではないかと、今回のカセット特集を聞いて考えた。上の草刈りの話のぢゃないけれど、音をよくするために、デジタルでもって、どんどん人口的に音を良くしょうとがんばってるだけど、でもやればやるほど、それは、人間の身体感覚から離れていくのぢゃないかな。
でも、レコードとかカセットとかは、ずっとずっと我々の身体感覚に近いところで出てきたものなんぢゃないか、、
今、レコードとかカセットとかが、また復興してきていて、アナログプレイヤーも超ど級のいいやつが、どんどん出てきているっていう現状を見ると、、やっぱりより「身体感覚」に近い方法で出てくる音っていうのが、ここちよいと感じるのかもしれません。
それにしても、カセットで録音された、ヴィンテージギターのまろやかさは最高!
しらないうちに、よだれたらしていい気持ちで寝てました、、ということで翌朝、もう一回オーレックスのラジカセのエアチェックでもいちど聞いてます(笑)。
追記:
昨日、実家にいったら、あったあった、牧野さんの名著が、、これ
これ、牧野のさんの面白かつクレージーなオーディオライフがつづってあり大変面白い! 現在再読中。このシリーズ、もう一冊あって、確かもってたと思うのですが見当たりません、、