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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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週末いろいろ、、アドバンスのプリアンプを使う、、

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やっとすずしくなった、、 朝の犬の散歩の頃は外はまだまっくらで、今日なんかははじめて吐く息が白くなりました。こうし、すこしづつ冬に近づいていくのですね、、

 

という訳で週末もオディオやったよ! その前に、気候がよくなって久しぶりに自転車で実走! 図書館まで行って本を借りて、そのままその辺をお昼ごろまで40キロほど走りました。空も高く広くなって、うろこ雲は広がっているし、長袖ではしると汗ばむけれど、大変気持ちよく走り終えまして、、午後からオディオだっ!

 

メインアンプを300Bシングルから、マランツ8Bキットに交換してみみました。プリは変わらずマランツの7Kです、、SPはFAL。

 

300Bは切れ込みが大変良く、立ち上がりも早い、どちらかというと石のアンプのような様相もあるのだけど、8Bは全体的にあたたかい雰囲気が横溢しますね。もちろん、細かい音も出してくれるのだけど、300Bのようなちょっととがったような部分の表現はずいぶん引っ込むような感じなのですね。

 

しかし、8Bの出力は20Wはあるので、音全体の力は300Bよりも豊かに感じられます。それと、うちの7Kの音は高域に独特の華やかさがあって、ソースによってはそれがちょっと耳障りになる場合がある、、ん~なんとかこのパワーでもって、このあたたかさでもって、うまいぐあいちょっと優美にならないか思案、、

 

おお!そうだプリを変えてみましょ! ちょうど音もだちが聞いてみればと「アドバンス社」の真空管プリアンプ ADVANCE 08T-EQ.を使ってみましょ! 

(これっ!)

 

これはキットなのだけど、音もだちがこころを込めてつくって、とても気に入ってるんだけど、今使ってないから聞いてみてってかしてくれたのだった、、

 

何回か使ってみたのだけど、今日は気合を入れて使ってみましょう、、

 

さて、8Bと接続。一聴してわかるのは7Kに比べてはるかにSNが良いです。全体が静か、、、 このプリにはハイ・ローとゲインコントロール設定ができるのだけど、先回使ったときに明らかにハイの方がよかったので、ハイゲインでセット。

 

HDDプレイヤーとCDで音を聞いてみる、、なかなか良いですね。

音全体がとても柔らかい、、7Kでちょっとはしゃぎすぎた部分がずいぶん落ち着ついてしっとしたした感じになります。

 

でも、8Bが持っている音全体の豊かさはそのまま、、音の色付けっていうのは、そんなになくて、、十分にあったまると、これはなかなか良いプリです、、自然な音で、、耳にやさしい、、

 

クラッシックはとても良い感じで再生してくれます。ジャズはちょっと甘めだけど、こういう音も秋の夜には悪くない、、

 

しばらく、このプリで鳴らして、また7Kに交換して聞いたけれど、、う~ん、、秋の夜長をゆっくり、あったかい音で包まれるような感じで聞くのであれば、アドバンスのこのプリの方が良いような、、

 

それにしても、あの地震からもうすぐ半年(早い!)、、B&Wの後釜としてきた、FALなんだけど、ふと気づけば、ずいぶんと音がよくなりました。あたしの無茶ぶりに十二分に応えてくれて、導入したころよりも、数倍豊かな音を出してくれておりますね。

 

しばらくは、このアドバンスのプリと8Bで鳴らしてみましょう、、

 

 

 

 

 


カーゾンのモーッアルトと秋の朝、、

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日曜日。早朝の犬の散歩から帰ってきても、外はまだ暗い、、

帰宅するとすぐオディオに灯を入れて、先ずはコーヒーコーヒーとかいって、フィルターと粉でコーヒーをいれます、、

 

ずいぶんとすずしくなってきたので、窓は占めたままで十分。しばらく犬とテレビのニュースをみております。そのうちコーヒーのいい香りもただよってきて、オディオもあったまったでしょ、、

 

さて、ぢゃ音楽聞こうかと、犬といっしょに音楽室に、、

 

何聞こうね、、CDじゃなくてHDDプレイヤーで聞いてみましょとファイルをあちこち見ていると、おお! クリフォード・カーゾンのモーッアルトのピアノ協奏曲集がありました。これはLSOをブリテンが振ってバックをつけたもの、このファイルをプレイ、、

マランツ7K、そして300BとFALのSPで、モーッアルトが流れます。 ああ、こんなに丁寧な、すみずみまで折り目正しく、こころをこめた演奏だったんだあ、、とあらためて発見、、

 

ゆっくりした楽章での、カーゾンのピアノの深くてうつくしい、、実に品の良い音でつくられる音楽を聞いてると、なんだかたくさんの昔の情景が浮かんでは消えてきます、、

 

うちの子どもたちが小さかったころ、あちこちあそびにいって楽しかったことやら、、自分が子どもの頃見た風景とか、、なんだか、そんななつかしいけれど、遠い遠い思い出があふれでてきます。 聞き手の情感にこれだけ直接訴える演奏っていうのは、本当に稀なことでありましょう、、

 

ブリテンの指揮も、カーゾンと同じように丁寧、実に丁寧、、そして、細かな部分までこころをこめて音楽をつくっているんだと感じます、、、

 

せまいいソファに、どかっと寝そべる犬とならんで座って、、カーゾンのモーッアルトを傾聴していると、、そのうち、外は明るくなって、もう子どもぢゃなくなった息子や娘がどかどか階段を下りてきます、、そうして、どこかへ ともだちと出かけるのかな、、

 

ソラ、も、ちょっと、ここで、カーゾンのモーッアルトを聞いとこか? そして、お昼食べたら また お散歩いこうか、、ソラ、悪くないでょ?

 

犬はソファからちょっと起き上がって、あたしをみて、2、3回しっぽをふってまたねそべります。 そうしておっさんと犬は、も、ちょっとだけ、カーゾンとブリテンのモーッアルトを聞く、、本当にすばらしい、誇張も何もないけれど、こんなに丁寧で品のあるモーッアルトは、、本当にすばらしい、、

 

カーゾンもブリテンも。ふたりとも、もういないのだけど、、HDDプレイヤーはふたりの音楽を奏し続けます、、

 

 

 

 

 

 

 

げ、月曜から、、

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月曜から、、、飲んでしまった、、、しかも外で、、散財してしまった、、

カートリッジが一個買えるほどに飲んでしまったではないか~い!

 

お昼に会合があってね、その流れで、行った訳ですよ、、いやあ、しょちゅ~がおいしくてね、、お店のおねいさんがきれいでね~

 

ということで、結局、御前様ですよっ! 午前様!

 

ああっ! もったいない! とは思うけれど、こうやって蕩尽するのは文化の進展のためには必要だという人もいるではないか、、

 

しかし、月曜からはきつかった、、、だって今日は火曜でふつうの営業日ですよ、、 

 

ていうか、今日から11月なのだった! 気づけば、今年も残すところ、あと2か月ではないか~い?

 

しかも、11月になったとたんに、えらく寒いぢゃないか~い?

 

ま、まずい仕事も山積みなのだった、、、うう、、、なんとかしなくては、、まあ、なんとかするさっ!

 

しかし、今日はつらそう、、

 

 

プリで悩む、、

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ぐ~んと気温が下がって、昨晩はパジャマだけぢゃ寒いのでトレーナーの上下を着ました。こうなると真空管アンプをつけても、音楽部屋は、もう暑くならないので、いろいろとやってます。

 

さて、アドバンスのプリアンプと300Bで鳴らしているのは書きました。自然で落ち着いたトーンでとても良いのだけど、音量が大きくなるとき、若干だけど、ほんとうに若干だけど歪感がある、それ以外はいうことないのだけど、 

 

(真ん中がアドバンスプリ)

このプリはゲイン切り替えができて、通常はハイゲインモードにしていて、ローゲインにすると歪感はなくなるだけど、今度はダイナミズムが半減するので、なかなか難しい、、

 

やっぱりアキュとかの超高SNのプリとかを聞いているので、あたしの好みにぴったり合うプリの選択にはちょっと時間がかかるかもしれない。もちろんマランツ7Kはいいのだけど、SNという点ではアキュにはかなわないかもしれないですね、、

 

週末、実家で使っていた、大昔のアキュプリ C-200をもってきてつないでみたら、、たしかにSNはよくて、大変聞きやすいのだけど、細かいニュアンスとか、響の繊細さとかが、でない、、ちょっと聞きには、とても良いのだけど、マランツとかその他のプリの味というかサムシングが足りない、、、

 

SATRIプリで玉アンプを鳴らしている人もいるみたいで、近くこちらも使ってみようと思います。

 

FALはやっぱり玉でならしたいのだけど、

 

まだまだ、、落ち着けないないですね、、、それが面白いのだけど(笑)。

 

 

FALを鳴らせ! 天啓とやけくそ編① 

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やってる!? やってる! やってる! 

 

休みとか週末とかいろいろあって、しばらくサボっていたけれど、オディオやってますよ! みなさんはどうですか? 

 

さて、先回からプリがよくないとか、ど~とかあ~とか日本一のFAL鳴らしオディオ馬鹿一代になるべくがんばっていたのでした、、

 

マランツ7K、8B、300BなどいろいろとっかえひっかえしてFALを鳴らして、それなりに納得のいく音になってはきたのだけど、やはり真空管は耳を澄ますとハム音がほんのすこだけどのっていたり、などどうしてもSNの部分でもう少しほしいところがあるのです。んだったら、現役のEARとかオクターヴとか入れればよいのだけど、真空管ぢゃない、石でもいいのがないかしらんとつらつら考えはじめたのでした、、

 

で、いろいろ調べ始めました。石アンプでFALを十全に鳴らすものがないかという一大テーマだっ!

 

ネットでいろいろ調べてみたら、70年代のサンスイのプリメインでFALが最高の音で鳴っているという方もあるし、やはりマックトンのOTLでなきゃダメっていう人もいた、、

 

その中であたしの目を引いたのはブログ「シマの遠吠え」を定期的に更新されているシマさんのオディオ状況だったのだった、、

こちら→ http://d.hatena.ne.jp/sima1234/

 

シマさんは、あたしと同じFALのスプリーム90EXをお使いなのだけど、はじめはマックトンの真空管アンプで満足されていたのだけど、故障などトラブルが続くので、真空管はもういやだ、ええい何か石のアンプをとさがした結果、行きついたのがファーストワットのステレオアンプJ2だったのでした、、プリはたしかアキュ、、

 

これで四苦八苦されたのだけど、現在はFALがとてもよく鳴っているとの一連の記事を拝読して、あたしの頭の中には、ファーストワットというアンプの名前が刻み込まれたのだった、、

 

で、先週のことだった、そ~言えば、ファーストワットっていうアンプがありましたね、、も、いちど調べてみよっと、、いろいろまた調べてみたら、なんとこのアンプ、ふつ~のトランジスタを使っているのではなくて、オディオ専用に作られたSITという素子を使っていることが分かった、、、

 

SIT?、、エスアイティ? どっかで聞いたことがありますね~

お~そういえば、FAL社が自社SPをベストで鳴らすために作った石のアンプに使われていた素子がSITではなかったか? 

 

なんでも、特性が300Bとかの真空管にそっくりで、つまりは300Bみたいな音がするんだけど、なにしろ石だから、玉よりもっとパワーとかは出る。つまりは、真空管と石の一番いいところとった音がするんですよ!ということらしい、、

 

そ~言えば、FALの動画の中で古山社長が

 

「SITっていう素子をつかってアンプ作ったんだよ~。三極管みたいな音がするんだけど、もっといいんだよ、そうしてエコなんだよ~」

 

と言っていました。

 

んでもって、ネット上での調査はさらに進む、、すると関西の某有名オディオ店の動画で、ファーストワットのモノアンプ SIT-1が紹介されておりました、、これも観る、、 

 

店主曰く、、、これだけ良いアンプは聞いたことがない、やりようによっては、スーパーハイエンドオーディオともいえる  とのことであったのだった、、

 

ここからあたしの中でファーストワットのアンプに対する興味が俄然膨張してきたのだった、、

 

なになに、これはパスアンプの設計者である、ネルソン・パスさんがほとんど趣味で作っている手作りアンプであって、、SITっていうデバイスを使った高音質のアンプなのだということが分かった、、

 

しかも、このSIT一個でもってシングル駆動できる、(もちろん10Wがマックスだけども)、、特性的には三極管に匹敵する石アンプができる、、しかし、やはりよくならすには高能率のSPが最適 ということなんであった、、

 

ん~そうかあ、、FALの古山さんも一押しのデヴァイスであって、あたしはパスさんのアンプは一度も聞いたことがないけれど、なかなかよさそうではないか、、ん~これは次のアンプ候補として検討しなくてはならんぞお、、ならんぞお、、

 

そしたら、中古とかあるのかしらんと、東京のなじみのお店の中古アンプコーナーをクリックしたら、おお! おお! なんということか、一等はじめにファーストワット SIT-1の写真が掲載されているではないか、、

 

おお!これは販売済かあ?と確認したら、いやいやまだあります。売れてません。こりは! こりは! ご縁ぢゃ! 天啓ぢゃ! びびっときた訳ですよお、、

 

ということで、即座にお店にメール送っていろいろ聞いたら、完全動作であって、少々傷はあるものの大変良い状態、、お値段は、、まあまあなんとかなる、、

 

ええい! こうなったらやけくそだっ! と注文しただった、、そうして昨日だった、このアンプが届いたのは!

 

ファーストワット( Firstwatt ) SIT-1 !!

(つづく)

 

 

 

 

 

FALを鳴らせ! 天啓とやけくそ編② 

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で、昨日の朝、アンプが来たので、もうは~は~いいながら、すいません腹がいたくってとか、大ウソこいて、午後早々には退勤、、

 

そりゃ~そらや~とか言いながら、玉のアンプとか、その他器機をどけてSIT-1のスペースを作る。なにしろ、久しぶりのモノアンプだからスペースが2倍いるのです、、

 

FALへの配線は、まったく現状のまま(つまりムジカライザー8個がSP側・アンプ側にぶらさがっている)SIT-1につなぐ。プリはこちらもちょうど先週末からためしているアキュのC-240、、240についてはまた追って書きましょう。

 

んでもって、いつものうちのCECとサンバレーDACのCD再生システムであります、、

 

そうして器機とそれと件のアンプに灯をいれます、、 おお! 問題なく灯がはいりましたね、、小音量から音を出していきます、、

どうも右SPの音が小さい、、あらら、これはアンプのトラブルかなあ、しょっぱなからいかんなあ、、また6カ月保証だし、、、なんとかなるかあ

 

と、もう一度結線を確かめます、、ムジカライザーをなにしろ複数個使っているので、SPとアンプの結線がしっかりしていないと、音がおかしくなるっていうことを何回も経験しているので、もいっかい

右側のアンプ出力とSPケーブルの結線を確実にして、灯をいれます。

 

しかし、まあ、みんな言うように、それに取説でも明記してあるとおり、このアンプ結構発熱します! 10WA級で55Cぐらいまで熱くなるみたいだからねえ、、でも、まあ、あたしは今までもA級アンプを使ってきたから、このくらいの熱さは想定内、、

 

で、なんとか右SPからもきちんと音が出始めました、、ほっ、、みんなもムジカライザーを複数個使用するときは、結線を確実にすることを忘れないでね(笑)。

 

ならしはじめの音はしょぼいよ~、ほんとうに、あ~これは間違ったかなあ、いやいや、あったまるまで時間がかかるのだと我慢すること2時間、、この間、おふろ、夕ご飯、犬とあそぶ、、

 

そうして、プリ、メインとも十分にあったまったところで、いつもの耳タコCDを鳴らしてみる、、

 

こりは! こりは! すっ、すっご~い!!

 

音全体が熱い、、ホットなのです。しかし、微細な音もきちんと出てきている。玉に肉迫するほどの滑らかさや、艶もある、、玉のアンプとまったく違うのは、音の弾力! 楽器の音それぞれに弾力があるのです! そうして、下から上まで、十分弾力を持ったホットな音が、積み重なってくる! だけども弦の音、木管などの音も、決して細すぎることはなく、十分に有機的でありながら、なめらかさとつや、、

 

ジャズ、クラッシックと聞いていくけれども、どれも10Wとは思えないほどのエネルギー! FALが高能率ということと、ムジカライザーの威力が相乗効果を生んでいるようです、、

 

ちょうどためしていたアキュの大昔のプリ C-240の音もすばらしい、、ホールトーンの出方などは実に美しい、、

 

 

あまりにも、あたたかくて、鮮烈な音! もうねえ、無音状態でもあったかいのですよ、、いやまあ、この状態だとアンプそのものが熱いのだけどね(笑)。

 

あたしは、ネルソン・パスさんっていう人のアンプを今まで聞いたことがなかった、、でも、このパスさんの手作りアンプは、実にすばらしい、、

 

あまりにもFALが良くなるし、どのCDを聞いても、音楽の説得力が、今までのアンプとは段違いなのです。これこそ音楽性の高さというのでしょうか、、

 

ファーストワットのSITアンプだけど、、玉と石のいいとこどりと言われていて、なんぢゃそれ~と聞く前はイメージわかなかったけれど、実際に聞いてみると、もう納得せざるを得ないのであります、、

 

ん~SIT-1 FALの相性はほぼパーフェクト、あとは、このコンビの音をさらに昇華させるプリの選択だなあ、、アイディアはあるのだけど、しばらくはアキュC-240で十分か、、

 

しかし、あまりに音の、音楽の良さに、9時には眠くなってしまうあたしが、目が覚めてしまって、 深夜まで聞いてしまいました、、

 

こんな経験は実に何年ぶりだろう、、いやオディオ馬鹿一代ライフで、たぶん初めて! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またまたミュージックバードで大笑いだった!!

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まっていた! 火曜夜9時は、ミュージックバードの今やあたしにとっては異色のすたるじ~的名物番組 

 

「ステレオ時代presents あの頃をプレイバック!温故知新オーディオ歴史館」

 

の放送時間だっ!! テレビとか見ていられないよっ! それに今回は待ちに待った、東北は盛岡の超ど級中古オディオショップ「三共無線特集!」の第2弾だったからなのであった。

 

で、あたしはいつもの通り、FMトランミッタにチューナーを接続して、寝室のBOSEをつけて9時5分前には待機、、

 

で、はじまりました! 今回は三共無線の外に野外スタジオを設営、そこからの実況録音であった。

 

 

あらすじはHPから引くと:

 

 三共無線ロケの後編は小林専務を囲んでの中古オーディオ談義と、売り場で見付けた懐かしいレコードの視聴です。我われが2日かけても隅々まで探検することができなかった理由は、売り場の広さと品揃えの多さもさることながら、私・館長牧野と生島首席学芸員が餌箱(レコード点にある陳列箱です)に喰い付いて離れなかったためです。まだ店舗に並べられていないストックが何と50万枚。そのレコード盤に、三共無線の歴史が詰まっていたのです。そして、東北版温故知新の旅の最後は、歴史館メンバー3人による個人的買い物でした。

 

そう、そうなのだった、、番組冒頭から、このおっさんたちが数々のものを買ったことの自慢話だったのだった!(なんとうらやまし~)

 

生島氏は、昨日からずっと私を見ていているラジカセがあって、何か取りつかれた感じがあって、ふと気が付けば購入してました、これからはこいつといっしょに暮らしますとか、気が付いたら大昔のアイドルEP盤を大量購入していましたよ~と激白(大爆笑)。(なんとうらやまし~)

 

一方、牧野氏も、探していたアイドルEPを多数購入したと報告、、さらには、ここでないと見つからない珍品を多数発掘、確保したとのこと、、

 

まさにオディオ考古学の発掘調査ではないか!?

 

さて、今回は、同店の小林専務がゲストだったのだけど、まあ、30年以上かけて、昔なじみのお客さんとの交流から、天文学的な数の往年の名器やレコードが集まったことなど、実にいい話も聞けた、、

 

面白かったのは、牧野さんが持参した録音器かなんかのメーターがまったくうごかなったのだけど、同店で取り出したら、びんびんに行きかえったという話、、いやあ、、スピリチャルですなあ、、

 

 

話は変わるが牧野さんなんだけど、実は、この方、数年前まで今なき雑誌「クラッシックジャーナル」誌に「アナログな日々・ときどきモバイル」(だったか、、)と題した記事を書かれていました。

 

内容は、牧野さんが70年代の隠れたアンプやスピーカー、最近のものでまったく話題にならなかったけれど、実は本当に音がよかった器機を氏の実体験から書いていくというもので、あたしはとても好きだった、、

 

その後、単行本も発売され、実は2冊購入していて、今でも時々読んでます。牧野さんがシガーバーで葉巻をくゆらせ、音質改善を行ったモバイルオーディオでヘッドフォン音楽を楽しむというくだりは、実にかっこいいなあと思った(笑)。

 

 

さて、メータ復活の話にもどるけど、あたしも、オディオの音の最終調整に「念力」だ!と確信するものだから、そういうこともあるだろうと思う、

 

それに岩手県はイーハートヴであって宮沢賢治先生的、不思議な見えない力が充満しているところだから、そんなこともふつ~にあるだろうと確信する、、

 

ところで、お店で見つけた大昔のミュージックテープをオーレックスのADRESS付の完動美品のカセットデッキで聞かせてくれて、とても良い音だったのだけど、

 

このミュージックカセットはADRESS処理がされていたのかどうか説明がなかったので、知りたいところです。実際、ADRESS IN仕様のミュージックテープがあったのだろうか、、それとも放送ではノイズリダクションは全く通さず流したのだろうか、、

 

音は中低域が豊かであつみがあって、うちのBOSEでは、すこしだけボーカルが引っ込むような感じがあったけれど、とても聞きやすくて、カセットなかなか良いなあと思った、、 

 

そんなこんなで、実に楽しいお話と大昔の珍盤紹介の1時間でありました。

 

あたしも一度だけ岩手・盛岡に行ったことがあって、2年ほど前のこの馬鹿ブログに印象を書きました。やはり、花巻空港に降りたとたん、九州とは全く違う「気」みたいなものを感じたなあ、、

 

街中から見える岩手山(だったか盛岡山だった)は実に神秘的で美しかったなあ、、

 

さて、牧野茂雄さん、生島昇さん、その他ゲストのみなさま大変ご苦労様でした。九州から三共無線には簡単にはいけないけれど、いつか行ってみたいと強く思いました(笑)。

 

あっ、そうかHPもあるし通販もできるっていうから、こちらでなんとか我慢しよう(遠いところの人は)

 

いやあ、面白かった、大笑いしました、昔の機械も捨てたものではありませんね。そ~いうあたしも、先週からアキュのC-240っていう大昔のプリを使って、その音に参っているのであった、、

 

さて、この番組、次回も絶対聞く! だっておもしろいもん! 牧野さん、生島さんはじめスタッフのみなさんには、さらに気合いれて、これからもがんばってほしい! 

 

 

 

 

最高!だよっ! ソニーステット! 

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アメリカでは大どんでん返しでトランプ氏が次期大統領に選出されて、いやあ、これからどうなるか実に興味深いのですが、、

 

 

さて! 水曜夜8時は、ミュージックバードのマエストロ村井の番組

      「これだ!オーディオ術~お宝盤徹底リサーチ~」

                 の時間ですよ! 

 

 

いつものように寝室のBOSEで、ずんだれモードで聞きました。

11月は「ワーナー・ジャズ・マスターズ・コレクション1200特集」

ということで、往年のジャズの名盤がリマスターされて、さらにいい音で聞けるということで、この中からマエストロが特に良いものを選んで紹介するという1時間、、、

 

 

あらすじはHPから、、

6月から11月にかけ、ワーナーミュージックジャパンからJAZZ MASTERS COLLECTION 1200というSHM-CDのシリーズがリリースされました。アトランティック、ワーナーブラザーズなどの名盤が多くふくまれているのは当然ですが、今回目を惹かれたのは、いわゆるパーロフォン系レーベル(ルーレット、ルースト、ジュブリー。コルピックス等)。「ジャッキー・マクリーンやソニー・スティットの名盤が、まるで別物のように聞こえる」ということで、この夏ちょっとした騒ぎが起こっていたのです。
 そこで当番組は、ワーナーミュージックジャパンの担当者をスタジオにお招きし、「高音質の秘密」を徹底取材。と同時に、ワーナーが版権を持つジャズ系レーベルの全貌を俯瞰できる選曲をめざしました。第1週には、従来盤との聴き比べもおこないます。ぜひお聴きください。

 

 

ワーナー社の担当:片野正建氏がゲストで、なかなか面白い話が聞けた。なんでも、今、これらのジャズの音源はすでにデジタル化されていて、その多くが192,4Kでファイル化されている、、で、そのデジタル音源を日本でまた処理しましょうというときは、なんと、データが大変に重いので、通信用の専用回線を日米間に施設しているとのことだった、、

 

こりはなかなかすごいことだと思った。だって昔は、例えば米国で日本人ミュージシャンが録音したら、そのテープを2部コピーして、ひとつは空路、ひとつは海路で送り万が一の事故に備えたと聞きます。でも、専用回線で送るんだったら、物理的なリスクマネジメントってほとんど必要ないですね。すごい時代だっ! 

 

それと、外国ではCDっていうのはもうほとんどメジャーでなくて、デジタルソースならもうダウンロードが主流で、むしろアナログの方が人気があるとのこと、、なるほどなあ、、アナログやっぱりいいものね、、

 

さて、この盤紹介されて盤は以下の通りだったのだけど、、

 

マイ・ファニー・ヴァレンタインソニー・スティット(Sax)WARNERWPCR-29002
スターダストソニー・スティット(Sax)WARNERWPCR-29002
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミーセルダン・パウエル(Sax)WARNERWPCR-29005
ゴー・ファースト・クラスセルダン・パウエル(Sax)WARNERWPCR-29005
ヴァーモントの月ジョニー・スミス(G)WARNERWPCR-29051
ジャガージョニー・スミス(G)WARNERWPCR-29051
サムタイムズ・アイム・ハッピージョニー・スミス(G)WARNERWPCR-29051
These Foolish Thingsスタン・ゲッツ(Sax)WARNER
Ballad For Ruthリー・コニッツ(Sax)WARNER
Sleepy Bopカイ・ウィンディング(Tb)WARNER
I Can't Get Standardディジー・ガレスピー(Tp)

WARNER

 

 

あたしは、しょっぱなにかかったソニーステットがとてもよかった、、

なんというか、聞いていて、つくづくうまいなあと思う、、フレージングやトーンの美しさに聞きほれてしまいますねえ、、

 

音も確かに良い! うちのBOSEで聞いても、楽器ひとつひとつの音が実に明瞭、、もちろん昔の音なんだけど、、でも、いい音、、

 

次にかかったサックスのセルダン・パウエルっていう人ははじめてきいたけれど、ちょっと小編成のホーンセクションの絶妙なアレンジにのって、太く豊かで、こころがあったまるようなサックスは、実に良い、、 こ~いうの好きなんです(笑)。寒い夜に、じわっとあったかい布団にくるまれていて、しあわせみたいな感じのジャズっていうのは、、この時代だからできたのだろうなあ、、と思います。

 

あまりに、気持ち良いジャズだったので、その後、寝てしまったではないか、、、、来週の再放送のときに聞きましょう、、

 

このCDシリーズ、なかなかよさそう、、

 

はっと気づくと、9時過ぎで、再放送がはじまっておりました、、

パイプオルガン奏者の方(名前がわからん)ゲストでマエストロ村井がインタビューしつつ、CDをかけるというものだったのだけど、

 

実はこの演奏がとても気に入った、、フルート(?)との合奏だったのだけど、、、

 

いやあ、パイプオルガンって、バッハのイメージで 重厚、低音出すぎ、再生むずかし~というので、あたしは大体ほとんど聞かないのだけど、このオルガンは、なんというか実にカラフルで重くなくて、響が自然に広がっていく、、なんだろう、きらきらしてフランス的とでもいうのでしょうか、、

 

フルートとパイプオルガンがこれだけ、うまくからむというのは、実に不思議でおもしろかった、、そしてとても美しい、、

 

面白かったのは、ゲストの方が、オルガンによっては音程合わせの基本音が400HZでなくて、ピッチが高いもの(450とか)低いものがあって、他の楽器と合わせるのがたいへんなときがあるとお話しされたこと、、

 

そういえば、カラヤン時代のBPOはピッチを上げてチューニングしていたので、音全体が非常に華麗に鳴ったと聞いたことがありますが、、とするとピッチの高いオルガンはちょっと華麗に重たくなく聞こえるのだろうか、、

 

この盤の録音は、上のようとてもふわっと広がる感があったので、ピッチが高いオルガンを使用されていたのだろうか、、ん~アーカイブの情報がないので、なんとも詳細がわからんではないか、、

 

でも、まあ、同じアーカイブ番組も来週再放送するだろうから、詳細はそのとき確かめましょう、、

 

という訳で、いいジャズとうつくし~パイプオルガンを聞いて、10時過ぎ就寝、、、

 

 

 

 

 


 

 


C-240あるいは封印されたアキュの謎、、

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下の記事はすべて私の根拠のない愚考および妄想によるものです。ご了承ください。

ちょっといつもとはスタイルを変えて、、

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他界されて30年以上がたつのに今でもその名前をよく聞く、オーディオ評論家が瀬川冬樹さんだ、、2,3年前、ステレオ誌の付録にSMEのアーム調整特集が別冊付録になった。それは瀬川さんが書かれたものを復刻したものだったが、私は、ちょうどその頃、SMEのアームを譲ってもらって四苦八苦していたものだから、これは実に役にたった。そんなことから瀬川さんに興味をもったのだった。

 

 

もちろん、オーディオ道場に無造作においてある大昔のステレオサウンドで何度か彼の記事を読んだことがあったけれど、なかなか美文だと思ったけれど、特に興味を引くものははなかった、、

 

しかし、近年、同誌に掲載された瀬川さんの記事を集めて1冊にまとめたものがリリースされた。書店でぱらぱらめくっていたら結構面白そうなので、購入した、、

 

 

この本の後半、瀬川さんは、さまざまなプリとメインアンプの音の印象について書いている。その中で、彼がアキュのC-240を絶賛している部分があって、レヴィンソンの名器LNP-2Lに比してもまったく劣らないとたいそう高く評価しているのである。

 

特に、ある英国の真空管アンプとあわせたときの音の良さには瞠目し、当時のアキュの音に自分はぞっこんなのだと書き添える、、

 

C-240は1978年の作品で、瀬川さんは81年に逝去されるので、氏の晩年、このプリの音を愛されたということなのである。YOUTUBE上に唯一残された彼の動画では、このプリを操作する姿が残されている、、

 

さて、本プリ関係の情報をネットで閲覧していると、実はこのプリのデザインは瀬川さんその人が担当した、もしくはおおきくかかわっているという記事が少なからず散見され、、なるほど、C-240のデザインは、歴代のアキュの器機の中でも実に異質であり、あとにも先にも同じようなデザインのものはない。コントロールのほとんどはプッシュボタン式であり、回転するものはボリュームとその他2か所ほど、、

 

瀬川さんがデザインに大きく関与したというが、どの程度関わっていたのか、、この特異な、ちょうどその頃、封切られたスターウォーズの宇宙船のコックピットのようなアウトフィットのデザインだけだったのか、それとも音・音質にもくいこんだのか、、

 

実に精緻で美しい文章を書く人だし、そのために実に遅筆だったとのことである。アキュフェーズの依頼を受けて、このプリのプロダクションにかかわったのであれば、瀬川さんの性格や美学からいって、外見のデザインだけで終わるはずはなく、当然、音質についても相当に意見を述べられた違いない。

 

その瀬川さんが、まさに「自画自賛」かもしれないが、このプリの音をこれほど高く、記事で評価しているとすれば、言い換えれば、その音に深く満足していたと言えるのではないか、、、

 

その音とはどういうものなのか、知りたいと思った、、

いろいろな方に聞いてもらったら、以外と早く、C-240は私のもとへやってきた。

 

これまでアキュのプリは相当多くを聞いてきた、C3800、C280VとL C200X C-290Vなどである、、それぞれにいい音だと思ったが、だけどどれも強烈で鮮明な印象は残さなかった、、そして、このC-240。

 

先ずは300BシングルでFALを鳴らす、、玉のアンプの音質やFALのスピーカーの特徴もあるだろうけど、、他のプリに比しても音は大変に澄んで美しいと思った。特にアナログの音は秀逸、、C-280Vでもこんなに強い印象をもたらさなかった、、

 

さらに、過日、設置したファーストワットのアンプに接続して鳴らしたときの音の良さ、、

弦の美しさ、ピアノのインテンシティとはじける音、、ベースの深く沈む音、、音全体に浸透する弾力感あるいは肉体感! まるで、このパワーアンプの相方として専用に作れたのではないかと疑いたくなるほどのマッチングなのだ、

 

こんなふうば自分の様子は、瀬川さんが、マイケルオースティンの玉のアンプと何気なく接続してみたら、その音にとても惹かれたという話に似ているなあと、ひとり苦笑、、

 

瀬川さんは、240を同じアキュのパワーP-400と接続して鳴らした音についても書いているけれど、、それには、少し音が固いが良い音であると、それほど積極的でない評価を書いている、、

 

してみると、、やはりC-240は瀬川さんのプリであったのではないだろうか、、

 

瀬川さんがお元気で活躍中の頃、アキュの社長も出原真澄さんという、やはりこの方も飛び抜けたオーディオファイルで、オーディオ雑誌にも頻繁に登場されていた方だった、、

70年代の後半。オーディオの最盛期。 瀬川さんと出原社長とのお付き合いは間違いなくあったんだろう。それがどれだけ深いものであったか、私に知る由もないが、、この二人の関係が240というプリに結びついたのかもしれない、、

 

パーツの供給が続かないというので、C-240のデザインと音はアキュから永遠に失われた、、また、それ以降、アキュが評論家のだれかを自分たちのプロダクトダザインチームに入れて器機を開発したということは聞かない、、アキュにとっても瀬川さんを招いて、このプリを作ったというのは、まさに特別なことだったのだろう、、

 

C-240誕生かかわるさまざまな事実は今となっては知る由もない、アキュフェーズにとっても、このプリは、特異なもの(突然変異といってよいのか)として、、もしかすると封印したかった異種だったのかもしれない、、

 

それでも、うちはもちろんだけども、少なくない数のこのプリのファンが今も240の美音を愛しつづけている、、

 

以上はネットでの情報など、なにやら根拠のないものからの愚考である、、

 

それでも、このプリは、あるオーディオ評論家とメーカの関係から生まれた、実に稀有でミステリアスな存在であるのだろうと考えるのは面白い、、

 

このプリが音楽を奏で続けるかぎり、46歳という若さで他界した、ある伝説的なオーディオ評論家のかそけきスピリットが音楽の向こうに浮かんでは消える、、、

 

C-240は、実に不思議なプリアンプである、、 今日もこのプリに灯を入れる、、

 

 

                           (2016年11月記)

 

FALを鳴らせ! 天啓とやけくそ編③ 

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その後、どうか、、と聞くわけね、、FALとFirstwattの仕上がり具合はと聞くわけね? 

 

 

ん~、それがねえ、日に日によくなっていく訳よ、、本当に、マジで、、うそでもなんでもないんだ、、

 

いつも聞いている耳タコCDの音がまるで、別の録音、リマスターなのっ!?って聞きたくなるぐらいなのであります、、

 

SITという特別な素子を使った、シングル出力10Wのモノアンプなのだし、まあ、見てくれは70年代だし、熱くなるので、壊れやすそうなんだけど(実はほとんど壊れないってパスさんが言ってる)、、

 

FALから出てくる音・音楽には強い求心力がある、、あたしは主にクラッシックとジャズを聞くから、他のジャンルはどうかわからないけれど、少なくともこの2つのジャンルの音楽を聞くうえで、もう、申し分のない音なんです、、

 

うちのFALには、その背面にもユニットがひとつつけてあって、これでもって通常のSPよりも音場が豊かになっているのだけど、SIT-1で鳴らすと、もう音場は広大で、そのサラウンド感はなかなかのもので、これを先日聞いた音もだちが、うあああ、音が広いと驚いていたほど(笑)。

 

音の基本には弾力感があって、肌触り感というか、肉体感というか、他のアンプではこんな感覚は、、まてよ、、レヴィンソンのML-2Lの感じににているかも、、でも、まあ、こんな有機的というか実態感というのは、Firstwattではじめて聞けた、、、

 

音の滑らかさ、、艶、、絶妙な響の溶け具合、、うあわ~もう何とも言えない、、FirstwattとFALそして、現時点でのプリ、アキュC-240が醸成するあまりにもあたし好みの音に、ソファの上で白目がちのエクスタシーなのであります、、

 

高能率SPとfirstwattのアンプという組み合わせは、あまり知られてないけれど、実は大変に良いものなのだと思う、、

 

て、いうか、Firstwattって知ってる人、ほとんどいないと思うけれど、これは実に良いアンプです! 

 

それでは、あとは、これにベストマッチのプリをさがさなくてはねっ! めぼしはついているのだけれど、、

 

 

 

アリオンのアンプってどうだっ! 

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あたしは、ネルソン・パスさんが作ったFirstwattのSIT-1にぞっこんなのは、今まで書いた通りなんですが、その他にも うちにはSATRIアンプとかDACも控えていて、いつか鳴きあわせしようなんて思っているわけです。

 

ところで、今週はどんな番組やるんだろとミュージックバードのHPをつらつら見ていたら、おお! なんとアンプの紹介があるではないか! 

 

しかもオーディオチャンネルのページに堂々とね! しかもマエストロ村井が一押しのアンプなんだ、、、なんだなんだ、、もしかして

Firstwattよりもいいのかっ!って、そ~いう次元の問題ではないのだけど、気になる、気になる!ってば! 

 

アリオンの情報持っとしりたい、、

ちょっと、このブログ操作がわからんところがあって、写真が天地逆になったけれど、我慢してくださいっねっ、、

アリオンの新アンプにおひろめが、マエストロ村井の解説で行われるんだねっ! しかも東京なんだねっ! 九州の人はど~すればいいの!? でも、まあ、マエストロの一押しアンプだから悪いはずがない、東京でこのバカブログ見ている君たち! 

11月26日は、是非あたしのために、このアンプを聞いてきてくださいねっ!

 

あ~もう、東京は遠いのねんのねんのねん、、

アリオン作った人はこの方ではないか? 

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アリオンのアンプに俄然興味をもったあたしだったが、たぶんこのアンプ、以前にFASTってアンプをあつかっていた出水電器の島元社長の手によるものではなかったか、、、で、島元社長っていえば、この間、タモリ倶楽部に出てたんではなかった、、

マイ柱建てた、ほら、あたしらクラッシック好きはよく知ってるオクタビアレーベルの社長、、
ええい! 名前が出てこんぢゃないか! 

ともかくまだ見てない人は見てください。この人がアリオン創始者ぢゃなかったか!?

週末だっ! 重松清さんとマリアシュナイダーについて 

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秋は読書の秋とかいって、このところ久しぶりにたくさん本を読んでいおりました。重松清さんは、結構好きなのだけど、まあ、いわばいい話、浪花節なので、最近はちょっとさけていたのだけど、久しぶりに読んでみましょと、この本を読んだ。

まあ、お話しは幼馴染の4人が40歳前になって、いろいろな人生体験をして、その中のひとりががんで亡くなろうとしているのがわかって、ふるさとの町でいろいろあってというお話しなんだけど、、

 

テーマは、生きるということ死ぬということ、そうして赦すこと、赦しを得ることとだと思った、、上下2巻で相当に長い物語なのだけど、かたり口や構成がうまいので、一気に読んでしまったぢゃないか、、

 

ん~なかなかよかったよ、、

 

で、この本の印象というか読後感というのは、な~にかに似ているなあと考えて、CDをつらつら見ていたら、マリーシュナイダーの盤に目がとまった、、

 

お~そうだ、、マリーさんの音楽に似ている、彼女の音楽の印象と重松さんの本の感じがとてもよく似ていると思ったのでした、、

 

どちらも長い、、そうして実にうまい構成でストーリを紡いでいく、その中で山あり谷ありあって、そうして、独特の解放感というかなんというか、、そうね「赦し」みたいな感覚があるのですね、、

 

ということで、久しぶりにマリーさんのこの盤を聞いた、、

ひところ本当によく聞いたけれど、、

もう一回聞いて、ああ、やっぱりマリーさん聞くと、なんというか、、長~いお話しの後で、なんとも言えない解放感というか安どというか、「赦し」みたいなものがあるなあと思いました、、

 

そ~言えば、あたしはまだ聞いてないのだけど、ちょっと前に他界されたデビッドボウイさんの最後の作品はマリーさんが全面的に参加しているみたいですね。

 

ボウイさんも、マリーさんが持つ、ジャズを超えた、良い音楽だけが持つ、なんというかねえ、癒しというか赦しの力を最後の作品にいれたかったのかもしれませんね、、

 

そんなこんなで、久しぶりにいろんな本を読んで、音楽聞く、、、秋なのであります、、

近況! 

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いやあ、先週末からいそがしくね~ いや、オディオやってましたけれど、本業やら親戚の慶事やらで多忙でありまして、ブログさぼってましたけど、、また書きますからねっ! 

 

ちょうど1週間前の土曜日は、親戚の結婚式で一族連れて上京ですわ、、にでもって久しぶり東京行ったのにホテルに一泊して、式場で酒のんで、さわいで ふらふらになって気が付けば翌日は自宅だったっていう、なんじゃそれ状態、、 

 

しかし、あれだな、、、あたしは飛行機って苦手だな、、だって、載乗ってる間何回もトイレに行きたくなるんだもん(笑)。メンタルですな、、なんかこう、行きたくなるんですよ、、はたからみたら、あのおっさん、ワンフライトたった2時間弱なのに、ああ、ほらもう4回もいってるよ~ありゃ間違いなく病気か変態(飛行トイレフェチ)だよな~と思われているのは必至、、でも、飛行機ってかならずそうなるからたまらない(笑)。

 

さて、実に久しぶりの東京であって、田舎住まいが長くなると、東京ってでかいない、すごいな~たまには来ないと本当に意識も田舎化しちまうな~ これからは東京でも大阪でも、たまには都会ってとこにいかないとな~と思ってしまったぢゃないか、、

 

さて、帰ってきてから何をやっていたかというと、翌々日が休みだったので、ファーストワットのアンプのセッティングを変えてみましたの、、

 

このアンプ、熱くなるっていうのは聞いていたけれど、いや、そのと~りだわ! 音がいいぶん熱くなるってなかなかおとこ気を感じさせるやつだけど、やっぱり放熱に良い状況にしてあげないと、これは寿命が気になる、、せっかくFALとの相性抜群なんだから、なが~く使いたい、いやいやそう思わせるほどの音のよさなんですよ、、

 

で、TAOCのSPスタンドがあったので、これにのせることにした。

ほらNS-1000Mをのっけたら、俄然低中域の音が豊かになつたことがあって、このアンプものせたら音質改善間違いないし、しっかも放熱状況としても、高床式になるんだから、マッチベターではないかと考え訳です、、

 

で、音を出してみた、確かに今までの音とそんなに変わらないのだけど、ちがう! ちょっと音全体が薄いというか、乾いているというか、な~んか中低域のうるおいというかあつみというかが、ほんのすこしだけどそがれているぢゃないか! 

 

なんとかしなくてはならない、ど~する!? 一体ど~する!?

 

 

直立原人 あるいは Pithecanthropus Erectus

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勤労感謝の日の夜、、ミュージックバードでマエストロ村井の番組

「これだオーディオ術!」をいつものように寝室で聞いてましたら、シリーズ「ジャズリマスターズ・コレクション1200特集!」をやっておりました、、

 

 

当日かかった盤はこんな感じで、、(HPから)

出演:村井裕弥 ゲスト:片野正健 ※ジャズ・マスターズ・クレクション1200特集④- 
マイ・フェイヴァりット・シングスジョン・コルトレーン(Sax)WARNERWPCR-29008
エヴリタイム・ウィー・セイ・グッバイジョン・コルトレーン(Sax)WARNERWPCR-29008
ジャンゴモダン・ジャズ・カルテットWARNERWPCR-29038
ハウ・ハイ・ザ・ムーンモダン・ジャズ・カルテットWARNERWPCR-29038
ロメインモダン・ジャズ・カルテットWARNERWPCR-29038
直立猿人チャールズ・ミンガスWARNERWPCR-29019

 

で、結構疲れてうとうとして聞いていたので、最初のMJQの「ピラミッド」から、中抜けしてしまって、最後のチャーリーミンガスの「直立猿人」しかしっかり聞けなかったのだけ、いや~久しぶりに聞いたけれど、この曲、最高! 

 

 

もう出だしのベースが抜け目ない感じで前進してくるところからもうたまらん、そうしてブラスが入ってくるところなども最高! 長い曲なんだけれど、聞いていてまったく飽きないなあ、この曲。

 

そうして、リマスター盤なので、とても音が良い、、最後にこの曲を聞いたのはいつだったか、、そのときはLPだったかなあ、、リマスター盤だと、さらに細かい部分まで聞き取れた、、

 

しかし、この曲1956年の録音! っていうとあたし生まれる前のものぢゃないか! 聞いてて思ったのは、これって何かあたしたちが高校生ぐらいのときにはまったハードロックに感じが似ているのですよ、、

 

ん~つまり、なんというか抑えられない感情の爆発とか、エネルギーの噴出とか、そんな感じが、ミンガスのジャズとあたしらのハードロックと何か本質的に同じところがあるように感じた、、

 

もし自分が1956年の高校生だったら、きっとこのLP買って、もしかしたら、ジャズを演っていたかもしれないと想像します、、

 

このシリーズを毎回聞いていて、まだまだジャズもいまだ聞いていない作品が山のようにあるのだということが分かりました。そして、それは、あたしにとって次の5年、10年のまさに生きていく上での大きな楽しみ! 

 

再放送では、なんとパイプオルガンでバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」を録音した盤の紹介、、

 

この曲はいわずとしれたグールド盤があるのだけど、パイプオルガンでの演奏もなんとも言えず、幻想的かつ神秘的な広がりが出て実にいい味でした。

 

そちらの盤はこちら(HPより)

 

出演:村井裕弥 ※塚谷水無子とパイプオルガン特集

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J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲 アリア塚谷水無子(org) 
J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲 第1変奏~第7変奏塚谷水無子(org)Pooh's HoopPCD-1204
J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲 第13変奏~第16変奏塚谷水無子(org)Pooh's HoopPCD-1204
J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲 第28変奏~アリア・ダ・カーポ塚谷水無子(org)Pooh's HoopPCD-1204
家路(ドヴォルジャーク)塚谷水無子(org)KINGKICC1044

 

 

 

 


12月だった! ファーストワット SIT-1のセッティング

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いや~仕事がいそがしいのですよ! いろいろ重なって、今も仕事が山積み、、おお!気が付いたら、今日から師走ではないかっ!? やばい、さらに仕事がいそがし~、、ブログの更新も停滞してました、 でも、オディオやってる! やってる! 

 

さて、この前はファーストワットのSIT-1のセッティングを変更したことを書きました。で、タオックのスタンドにのせたら、悪くないんだけど、音が少し薄いというか、なんというか、、ちょっと違う、、てなことを書きました。で、その対策、、

 

SIT-1ですが、タオックスタンドにする前は、丸太のボードにポン置きで、これが結構いい音だったのでした。そこで、スチールのスタンドとアンプの間=正確にはアンプの足とスタンドの間=に木材を入れることにしました。

 

で、近所のホームセンター(ちょっとプロ向きの資材とかも売ってるところね)で、木材を探しました。するとちょうど良いサイズの檜(ヒノキ)の角材が見つかった。試しに使いましょと4本購入(1本400円程度)。

 

そして、写真のようにアンプとスタンドの間にかましてみました。

 

 

ああ、やっぱり音ががらっと変わりますね~。もともと、このアンプ

いい音をできるだけやっすく届けたいという設計者のパスさんの思いで、筐体は実にシンプル、、というか薄くて、たたくとカ~ンと鳴りますし、熱くなるとキシキシなんて音をたてますの(笑)。

 

だから足の下の状況は、直接、音に反映する作りなんだろうと思います。

 

ということで、以前の丸太のボードよりも、スチールと檜のブレンドされた響が加わって、前よりもよくなった感じで、音全体がピントがあって、かつエネルギーも十分、響も前より豊かになったようで、、何かが不足しているっていう感じは完全に払しょくできました。

よかった、、

 

そうして、写真を見てもらうとわかると思うけれど、スタンドの間には、インフラノイズのムジカライザーがあるでしょ、、玉のアンプで鳴らしていたときと同じセッティングで、合計8個(2セット)使って、アンプ・スピーカー両再度にムジカライザーを使用しております。

 

SIT-1は10Wしか出力がないので、ムジカライザーは是非必要。今の音はムジカライザーなしでは出ないなあと思います。特に豊かで深~く沈む低音は、ムジカライザーのおかげ、、

 

さて、こうして、SIT-1がうちのFALのベストマッチングアンプということが、日に日によくなる音に、はっきりしてきました、、

 

SITというデバイスを使ったのことアンプ、確かに、玉の響と艶と石のエネルギーを兼ね備えた、FALを鳴らすためには理想的なアンプであります。

 

 

プリにアキュのC-240を使っても、もう大変に良い音なんだけど、いろいろ調べてみると、SIT-1、、プリによって音が相当変わるとのこと、、つまり良いプリを使うと、さらに音質向上!?

 

大きな課題であります、、

 

サンタさんへ、、このブログ見ていたら、音の良いプリをプレゼントしてください、、よいこにしてますから(54才 男子)、、

引き続きSIT-1のセッティング

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SIT-1の設置がなんとかおさまったので、さあ!次は電源電源。

 

いよいよ中村トランス(200V→100V)を、アンプ2台のちょうど真ん中ぐらいの位置に移動。このトランスの前に上手にSAロジックのオーディオボードを設置。前からみると中村トランスは、このボードに隠れて見えない、、

(SAロジックのボードの裏に設置した中村トランス。ここからSIT-1に電源供給、、わかりにくい写真ですいません)

 

(こんな感じ、、またPCオーディオを再開!)

 

さて、このトランスには出力2系統なので、アンプ2台へここから電源を供給。ここで大事なのが、電源ケーブル。うちでは、インフラノイズのパワーリベラメンテが定番なので、こいつに交換する。

 

いやあ、もうケーブルで悩まないです! いろいろなケーブルがあるけれど、うちはインフラノイズのリベラメンテできまり! その他の手もちのケーブルももちろん随時使うけれど、なにしろメインはこの青ケーブル! 

 

もちろん、巷にはこれ以上のものがあるかもしれないけれど、音質はもちろんだけど、取り回しやすいし、価格もちょうど良いし、、これ以外のものを使う気がしないのです、、

 

まあ、なにしろ電源ケーブルを交換した。

 

聞いた! おおお! こんなに変わるとは予想もしてなかった! 付属の電源ケーブルも結構太くて、良い音がしていたけれど、パワーリベラメンテに交換すると、付属のケーブルに付帯していたノイズ分というか、そういうものがきれいになくなって、音場全体が澄み切った、、なんというか、曇天がさ~っとはれ上がったような感じ、、

 

SNが高くなったのかしらん、そうして、楽器の音が前によりもさらに凛とたって、美しく溶け合って、、わ~これは、あんまりよい表現かもしれんけれど、、アメリカのアンプがヨーロッパのアンプに変わったじゃないかあ!ぐらいの感じなのであります(大爆笑)。

 

やっぱりケーブルはリベラメンテで決まり! 中村トランスとパワーリベラメンテでSIT-1の音がぐ~んと良くなって、あたしはもううれしい、、

 

もちろん、付属ケーブルの太くてちょっといい意味でダークな音を好まれる方もいられるだろうな。特にちょっと前のジャズとか聞かれる人は、、でも、クラッシックも聞くあたしにとっては、この音の変化は、とても良かった、、、

 

 

PCオディオ再設置、、

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昨日の朝も震度3の余震があって、まわりの人たちは、おお!とかいっていたのだけど、あたしとあたしの家族は、まったく気づかず、昨晩のニュースをみておおお知らなかった!とびっくりした次第、、のんきなものです、、

 

さて、4月の地震以来、オディオもいろいろやって、アキュ→ ヴィンテージ→ パスのアンプ とかもう目まぐるしい変遷で、思い返すと、よくやった!と自分で自分をほめてあげたいぐらいです! いや、ほんとに こんなオディオ馬鹿、あんまりいないでしょ!?

 

で、ファーストワットが入って、ようやっと落ち着いたなあという感じでありまして、そうだ久しぶりに京都に行こう!ぢゃなくて、PCで鳴らしてみようと、あたしが全幅の信頼とおいているインフラノイズ社のPCオディオ器機を久しぶりに取り出して、FALで聞こうということなのでした。

 

うちで使っているシステムなんだけど、まずは知人に作ってもらってオディオ専用のPC。もう10年ぐらい前に作ったもらったもので、まだXPなのだけど、SSDを使って、ファンなしで動作音がほとんどない、通称「無音君」。

 

こいつをインフラノイズのリベランメンテUSBケーブルで、同じくインフラノイズ社のUSB-DAC USB-201に接続、こちらから、サンバレーのDACにつないでアナログ出力。USB-201とサンバレーのSV-196PROは、それぞれこれもインフラノイズのクロック GPS-777から、192KHZと44KHZでクロック制御。各器機もインフラノイズのクロック専用のケーブルを使用。

(黒い箱の右がUSB-201、左がGPS-777、手前右はHDD)

ファイル音源は1テラの外付けHDDを、ここだけはしょぼい市販のUSBケーブルで接続、、なんとかしないと(笑)。

 

しかし、もうこうなると器機と器機の間には青いケーブルが何本もはいまくっていて実に壮観!なのであります。

 

さて、久しぶりにPCオディオから出た音は、、

ん~悪くない、というか実に良い、、もちろんCECのトランスポーターで聞いた方が滑らかな感じはますけれど、、PCシステムの方が硬軟あいまった実に良い塩梅の音であって、しかも低中音が豊かに聞こえる、、トランスポーターよりも、微細な音まで聞き取れる、、

 

音のこともあるけれど、画面で好きな音楽を、選択できるっていうのは、本当に便利、、いやあ、ソファにねそべって画面みながらマウスで好きな盤のこれとこれっていうのは選べるのは、なかなかずんだれてるあたしにとっては良いですね(笑)。

 

しかし、名器USB-201はパーツの都合で製造完了したとのこと、残念、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

アップコンバートするといい音になるか、、、

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最近あたしがちょっと悩んでいたことをみなさんに聞いてもらいたいと思う、、そしていろいろ求むアドバイス! 

それは何を隠そう、アップサンプリング再生は果たして本当に良い音なのか、どうか、、という問題なのです、、

 

通常、うちではCD盤を聞くとき、CECのトランポートTL-3Nを44KZHでクロック制御して、サンバレーのDAC SV196PROに同軸接続。

この際、DACを176KHZでクロック制御しておくと、スイッチ切り替えで自動的にトランポートからの信号を176KZHにアップサンプリングしてくれる。アップサンプリングされたアナログ音声をFALのスピーカーで鳴らしているという状態でありました。

 

ところが、ある日、2階のタンノイのサブシステムで、ご機嫌になった盤を、メインだとこれ以上に良くなるだろうと、にやにやしながらうえのシステムで聞いたら、なんともまあ~すかすか、、スカスカの音なんです(笑)。サブのタンノイだと実に豊かな中低音であって、実によかったのですがね、、、

 

なんだろ~原因は、、タンノイとFALという基本構造がまったく違うスピーカーの特性相違ということはあるだろうけれど、こ~んなに音がすかすかになることはないだろう、なぜだろう!なぜかしら?

 

すると思い当たるのはひとつ、「アップサンプリング」なのでした。

 

サブとメインで音がまったく違ったのは、クレーメールが弾くグラスのバイオリン協奏曲。これね。

アップサンプリング無しの素のCDの音を確認するために、しまってあったマランツのプレイヤーを出して、メインシステムに接続して聞いてみる、、

 

ああ、なるほどこちらの方が、音の硬軟のバランスがよくて、低中音もしっかりでて、なにしろ音がしっかりしております。アップサンプリングすると、バイオリンの音はまさに生か思うぐらい良くなるのだけど、まわりのオケの音がすかすかになって、生気がなくなってしまう感じがします、、

 

マランツで鳴らすと、ああ、やっぱり音がしっかりして、説得力がありますねえ(笑)。

 

でもね、例えばスコットハミルトンのこの盤、、

あたしが最近にお気に入りで聞いている盤なんですが、これはライブ録音なんだけど、上のアップサンプリングで聞いた音っていうのは、録音そのものが良いんだろうけれど、楽器の音がとろけるような、いい音でね。しかもライブの空気感まで、ふわ~っと伝わってきて、なんともしれないいい感じで鳴るのですよ、、

この盤だけで聞いていると、もうしあわせいっぱい、、アップサンプリング最高!なんだけど、

 

クラッシックは、盤によっては、いいものもあるけれど、ふつ~の一体型CDPで聞いた方が、確かに良いものもある、、

 

なぜかなぜか? アップサンプリングは、すべてのCDやデータすべてについて音質を改善させる方法ではなかったのか? やっぱり44KHZ 16BITで録音されたものは、何もいじらず、そのまま再生した方がベストなのか、、

 

あたしは調べることにした、、

 

 

 

 

 

アップサンプリングは音が良くなるか? ②

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という訳で、自分で調べてみたり音もだちに聞いたりしてみて集まった情報としては、、、

 

確かにアップサンプリングすると良くなるときもあるけれど、悪くなるときだってある、、ということだった、、

 

ある音もだちは、こんなことを教えてくれた、、

 

アップサンプリングは、オリジナルのサンプリング周波数の整数倍が一倍良い効果がある。従って、録音の際、44KHZ16bitでやってれば、西野さんがやってる176KHZのアップサンプリングだと良い効果がでるのかもしれない。だけど、オリジナルの録音が、もっと高いサンプリング周波数で24bitとかでやったものを、CDにするときダウンコンバートして販売したとすると、2段階のプロセスがあるので、176KHZアップと整合性が合わない結果、音が好ましくなるのかもしれない

 

ん~、そうか、、そんなこともあるかもしれません、、

 

また、いろいろな人の評価をネットとかで見てみると、まさに賛否両論なのでありまして、こうなるともう好き好き、好みの問題になっていきますねえ、、

 

ああ、そういえば、昔、DCSの器機をもってた時、調子にのってDDコンバーターのパーセルをもってたことがありますが、いやあ、あの当時は何がなんだかわからなくて、ほとんど使わなかった(大爆笑)、、、今あれば、いろいろ試せるけど、、もういらないなあ(笑)。

 

今、ここにうどんがあるとしよう。素うどんです。これに、生卵を入れてみよう、七味とんがらしを入れてみよう、、いやいやネギを入れてみよう、ええい面倒、天かすをどばどば入れてみよう、こうなったらウスターソースも入れてみよう、とかになると、もうまったくうどんではなくなって、もともとはうどんであったはずの「食物」になってしまいますね、、

 

素うどんはそのままおいしくいただこう! 

 

そういうふうに考えると、やっぱり素の音、素のデータをきっちり出すというのが基本なのかなと思いました、、

 

ある音もだちは、、

 

自分もいろいろやったけれど、やはり素の音である44KHZ 16bitの音をクロック制御して、しっかり出すということにしている。

 

とのこと、、

 

ということで、トランスポート・DACとも44KHZでクロック制御して、

素の音をきちんと出してみることにしたのだけど、しっかし! 

あたしの愛機 GPS-777には44KHZ出力は一系統しかないぢゃないか!?

 

しかし、その時あたしは少しもあわてなかった、なぜならこんなこともあるだろうと、クロックシグナル分配器 CCD-6を入手済みだったのでした(ふふふふふ)。

 

これっ!

 

 

で、音はどうなったか、、

 

 

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