Quantcast
Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
Viewing all 2184 articles
Browse latest View live

リベラメンテスピーカーケーブルでFALスピーカーのバイワイヤ接続

$
0
0

あたしはてっきり今日から新元号がはじまると思ったいたが、そうではなくて、令和が始まるのは5月からのことだそうで、まさに慌てものでありました。でも、そう思っていた人も少なくないようで、あたしの同僚でも明日から書類も新元号ですか~とか言ってたからなあ、、

 

さて、前の記事で、あたしの同じFAL使いの先輩であるShimaさんからAMIツィターの調整についてコメントをいただいた。ありがとうございます。Shimaさんのブログもよく拝読して参考にさせていただいています。映画の話題もおもしろいです(笑)。

 

shimaさんは、このSPについては、ジャンパー線の使用はしない方が良いとのことで、フルレンジ側から極細線でツィター端子に接続しているとのこと。また、バイワイヤについては、その効果があまりないのではないかとの見解であるようです。

 

なるほど、しかし、あたしとしては、先ずはバイワイヤで音質改善を見たので、しばらくはバイワイヤでどう変わるか見てみようと思います。

 

とうことで、昨晩は、2階スターリングに使っていたインフラノイズのリベラメンテSPケーブルを取り外して、FALのツィター側端子とアンプに接続しました。これで、FALのスピーカーは、まったく同質のケーブルでバイワイヤ接続されました。

 

さて、音はどうか、、

 

ああ、やっぱり、オルトフォンのケーブルとは相当にかわりますね。オルトフォンの華やかさがなくなって、木目調というか、実際にホールで聞くオケの音はこんな感じだよな~という音調に落ち着きます。一聴すると、オルトフォンの方が、くっきりはっきり、ハイファイ調なので、こちらの方がベターかと思い向きもあるかとは思いますが、あたし的には、やはりインフラノイズケーブルのバイワイヤの方が、音楽的には自然な感じがして好ましいですね。

 

昨晩は、SONYのHDDプレイヤー HAP-Z1ESでクラッシックを流していたのだけで、時間がたつにつれて音の全体が落ち着いてきて、ずいぶんとあたし好みになってきた。しかし、やはり高域がどうしても線的になるときがある。あたしとしては、もう少しなめらかになってくれると申し分ないのですけれど。これはSONYのプレイヤーの音なのかもしれません。こちらのケーブルとかを変えていくと、だいぶまた音調も違う方向になると思うのだけど、、長時間聞いていると、ちょっとつかれます(笑)。なにか対策が必要ですねえ。

 

いずれにしても、バイワイヤは音質向上に相当の効果があることが聞き取れました。

しばらく今の状態で鳴らした後、スピーカーケーブルの方向を逆にして、音質がどう変わるか検証したいと思います。なぜなら、リベラメンテケーブルは、方向性を変えると、また、音が相当に変わるらしいので、、

 

とうことで、5月までは平成なのでした。


ミュージックバードも春だっ! 

$
0
0

いろいろと忙しくて、オディオはやってても、ミュージックバードを聞く時間までは、十分なかったような日々でありました。もちろん、エアチエックとかはしていたのだけど、それも聞いていない状況。

 

昨晩もメインのFALシステムの調整をしていたのだけど、こちらが予想以上にうまくいったので、ちょっと夜更かしして、ひさしぶりに火曜日のおたのしみ「オーディオ歴史館」を9時から聞きましたよ。 

 

内容はこんな感じ(HPから) 

 

3月26日/オートプレーヤーを聴く
 オーディオマニアは「イージー」「自動」の類を嫌う。たとえばレコードプレーヤー。演奏が終わるとトーンアームが自動的にリフトアップするオートストップや、ボタンを押すだけで自動的にトーンアームがレコード盤まで動き、針先がもっとも内側の溝まで来ると自動的にトーンアームが戻るフルオート機は、マニアには毛嫌いされてきた。自動化のためには検知機構と何らかの動力機構が要る。それが音を悪くしている。マニアはこう考える。スタジオに古いビクターとパイオニアのオート機を持ち込みプレイバック! ん? 意外といいじゃないか![再放送=4月2日]

 

とういもので、70年代のビクター、80年代のパイオニアのオートプレイヤーでレコードを聞いていくという趣向でした。

 

で、聞いたのは、こんなところ:

出演:牧野茂雄 ※オートプレーヤーを聴く

-

 

 
セクシー・ナイト三原じゅん子KingK108
Rever Le Nez En L'airフランソワーズ・アルディWarner PioneerP-10189W
You'd Be So Nice To Come Home ToArt PepperContemporaryGXC 3101
愛で殺したいサーカスAlfa RecordsALR-8006
The ClapYESAtlanticK 40106
春なのに柏原よしえPhilips20PL-51-2
The Loco-MotionGrand Funk RailroadCapitolECS-60749/50
ReservationWild Horses東芝EMIEMS-81315

 

いやあ、FALの調整がうまくいったということもあるだろうけれど、レコードの音がこんなにいいのかあとあらためて思うほど、いい感じで鳴りました。とくに70年代のビクターの音は、うちのメインシステムで聞いたところ、もう実にいい音でした。

 

さて、しばらくMバードをきちんと聞いていなかったのだけど、本番組のアシスタントで牧野さんのよき相方の生島店長なのだけど、番組冒頭、牧野さんから、「生島学芸員は現在病気で療養中」とのお知らせがありました、、

 

ちょっと前に、生島店長がパーソナリティをやっていた「オリジナル盤でジャズを聞く」番組も、リピートが多くて、気になっていたのだけど、本当に心配です。早くよくなって、番組に復帰してほしいです。

 

今晩は牧野さんお一人で、レコードをかけてお話をするっていうスタイルで、これはこれでとてもよかったのだけど、やっぱり生島店長とのオディオ漫才がないと、ちょっとさびしい、、おふたりの掛け合いの中で話題がどんどんいろんなところに広がっていくのはとても面白かったから、、。

 

それでも、MB関係の良いニュースは、4月から、新番組がいくつか始まることですねえ。

 

先ずは、田中伊佐資さんがオディオマニア宅を訪問して、なんとその音を生録して、みんなで聞いちまおうという番組:

 

【4月新番組】すみません、お宅のオーディオ、ナマ録させてください。 ≫

★4月7日スタート 隔週日曜9:00~10:00
再放送=日曜20:00~21:00 (翌週リピート)

 

こりは楽しみ! 「アナログをほじっておくれ!」は終わってしまうのだな、、ぐっとオディオに方向性を切った新番組は実に楽しみ! 

 

それと、生島店長の番組の後を受けて、はじまるのがこれ!

 

【4月新番組】オーディオ・ケ・セラ・セラ ≫

★4月6日スタート 隔週土曜9:00~10:00
再放送=土曜20:00~21:00 (翌週リピート)

 

こちらも、ハード面に傾向した番組になりそうで楽しみです。

 

それと故村井せんせいの「これだ!オーディオ術」は、アーカイブ放送として、今年度も継続されるみたいです。これはうれしい。

水曜日は、村井先生の元気な声に会えますね。、、

 

また、今年もミュージックバードで楽しませていただきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村井先生のなつかしい声が、、

$
0
0

メインシステムの音がバイワイヤ接続で、予想以上に良くなったので、Mバードの放送を、エージングもかねてFALで聞いている訳です。(バイワイヤの効果については、また追って)

 

さて、おととい水曜日、夜8時のこと。

124CHで、故村井先生の元気な声が聞こえてきました。

 

「はじめして村井です。こちらのチャンネル(121CHクラシック専門)に移動して、はじめてなので、先ずはごあいさつから」

2012年ごろ、村井先生の番組「これだ!オーディオ術」が122CH(ジャズ)から121CH(クラッック)に移動した初回のアーカイブ放送なのでありました。

 

そうか、4月になってからも、水曜日のこの時間は、変わらず村井先生の声が聞けるのかと思うと、さびしいながらも、ちょっとうれしくなりました。

 

おお! 村井先生! とか思いながら、、聞いていくと、先生の本「これだ!オーディオ術」の中から、オーディオ評論家としてのご自分のスタンスを語られました。

 

「オーディオ評論が機器の紹介みたいなカタログショッピングみたいであってはいけない。むしろオーディオをライフスタイルの一部ととらえて音楽を楽しむルールとして、語っていきたい」。「機器の高い安いに関係なく、3割の機器ははずれと感じるかもしれなが、7割は満足できる音を提供する。むしろ、手持ちの機器のセッティングで、もっといい音で、いい音だからこそ、音楽を楽しむことがえきる」と主張される。

 

このようなご自分のオーディオ哲学を、はつらつと元気な声で展開されるのを聞いていて、ああ、本当に生前実際にお会いしたときもこんな感じで、熱く熱く語ってらしたなあと懐かしくなった、、

 

近く、「村井先生を偲ぶ会「」が開催されるとのご案内がきました。あたしも久しぶりに上京して、参加するつもりです、、、

 

村井先生とご縁・ご親交のあった方とお会いできるのを楽しみに、、

 

 

ミュージックバード 田中伊佐資さんの新番組を聞く! 

$
0
0

やっと年度当初の仕事が終わって、土曜日の午後から日曜とオディオ活動にひさしぶりに専念したのでした。

 

FALスピーカーの調整も終わって、鳴らしこみということで、朝からミュージックバードを聞いております。午前9時になったので、田中伊佐資さんの「音ミゾをほじくる」番組がはじまるなあと思って聞いていたら、あれあれ、いつもの遠くに聞こえる船の汽笛とカモメの鳴き声、そうしてはじまるアコギのテーマ、、ぢゃなくて、なにやら伊佐資さんがディレクターの方と町中を歩きながらの生録、、ん、なんぢゃと考えたら、そうか4月から新しい番組になるんだったことに気が付いた! 

 

えと、新番組のタイトルは、、「すみません、お宅のオーディオ、ナマ録させてください」なのでした、、、

 

新番組の第1回目をリアルタイムで聞いてましたということなんでした。

 

番組の方向性は(HPより)

マイクと機材を背負い「音の在る場所」へ!人気ライター田中伊佐資がマニア宅を訪問、「音」に賭けたマニアの生き様をお届けします。(録音にはハンディ・レコーダーZOOM H5を使用)

 

というもの。その昔、寺島靖国さんがジャズ・オディオマニアのお宅を訪問するという「ジャズ道場やぶり(だったか)」という番組があって、あたしのお気に入りだったのだけど、今回は田中さんがやるということで、とても楽しみにしておりました。

 

で、第1回目の訪問先は、こちら、、

 

4月7日/東中野~吉田一廣さん
 土日は中古レコード店で“エサ箱”をつつくか、友人とオーディオ鑑賞。音楽とオーディオにどっぷり浸かる吉田一廣さんのオーディオ・ルームを訪問しました。[再放送=14日]
(吉田一廣さんプロフィール)
1961年生まれ。小6の時ビートルズの赤盤・青盤を聴きロックにはまる。中1でクラプトン、中3でクイーンの初来日公演に。17年前の40歳の時に家の新築にあたり地下室を掘ったのをきっかけにオーディオを再開。たまたまディープ・パープル、ハイウェイ・スターのUKオリジナル盤を聴きノックアウト。以来、中高ロックを聴くためにオーディオの音質アップとレコード盤の収集に力を注ぐ。
【使用機材】
ターンテーブル:Hanss Acoustics T-60/カートリッジ:Analog Relax EX1/アーム:GRAHAM ENGINNIERING PHANTOM 2/プリ・アンプ:EAR 912/パワー・アンプ:Mcintosh MC2301/スピーカー:Avatgarde MEZZO

 

ということで、吉田さんのアナログコレクションからロックのレコードを聞かせてもらいながら、氏のミュージック・オディオライフを伊佐資さんと語るという趣向、、

 

そうして、上のオディオ機器が鳴らす音を、マイクでひろって、放送に乗せるという、、こんな番組欲しかったんだという、あたしらオディオおやじの琴線に触れる番組仕立てがうれしい!

 

しかし、ううむ。今回ご登場の吉田さんは、なんとあたしと同級生でいらっしゃいますのと、ご使用のプリはあたしのと同じEAR912ぢゃないか!? でも、パワーがマッキンの玉アンプかあ、スピーカーはアバンギャルドということで、やっぱり出てくる音は中低域が充実した、ロックがぎんぎんい楽しめるような音づくりがすばらしい! しかも、アナログ機器の充実ぶり! グラハム・エンジニアリングのアームは、一度だけオーディオ道場で見せてもらったことがあるのだけど、これはすごいなあ、、

 

ということで、番組を聞いて、俄然あたしもオディオ熱が高まって、日曜の朝からメインシステムの調整、音出しに専心したのでした。

 

ところで、伊佐資さんのオディオマニア宅訪問は、月刊ステレオ誌でも続けられているのだけど、実は、ステレオ誌のHPにブログがあって、こちらに、今月の訪問先の動画があげられているのだけど、、こちらは、機材とマニアの方の紹介までで、機器の音は入っていないので、聴けないです。この辺がこの動画の実にフラストレーションがたまるところなんだけど、、

 

Mバードの新番組は逆で、音はがんがんが聞けるのだけど、機器とマニアの方本人の風景が見たい見たい見たいぞっ! 

 

もし、可能であれば、Mバードのどこかで、訪問動画をのせてもらって、そうして、番組で音を聞くっていうふうにしてくれたら、言うことないとあたしは思っているのでした、、なんとかならんだろうか!? 関係者にみなさん前向きに検討してください! 

 

 

 

 

 

 

 

FAL スピーカーの実力を発揮するために

$
0
0

あたしのメインスピーカーは、この2年 FAL Supreme C90EXであります。本器の前は、B&W802ダイヤモンド。このSPをアキュのプリとメイン、そうしてDG-58で音場補正して鳴らしていて、何の不満もありませんでした。

 

 

しかし、2年前の熊本地震でB&Wのツィター部分が大破、、修理は可能だったのだけど、修理代が極めて高額になることと、また同じような目にあうのは絶対にいやだなあということで、新しいSPを入れることにしたのでした。

 

新SPの候補としては、ちょうどその頃リリースされたB&WのD3シリーズの802、805なんてのを考えたり、この際、もうタンノイにしてみようかと、手持ちのSPをあらためて鳴らしながら、しばし悩んでいたのでした。この時期、いつも気にかけてくれて、貴重なアドバイスをしていただいのが村井先生でした。

 

ずいぶん前に上京した折、村井先生直々にご案内していただいて、FALのお店で実際の音を一緒に聞いたのでしたが、そのときのまるで風のような音に驚嘆したのでした。それ以来、FALのSPは気になっていたのでしたが、結局B&Wとアキュという「ブランド機器を選択したのでした。

 

で、震災を機に、村井先生の助言もあって、今のFALスピーカーを導入、アンプもファーストワットのSIT-1とか300Bなど入替ながら追い込んでいったのでした。1年以上前、いまひとつうちでは不足気味に感じられていた低域をエンフォースするために、フォステクスのサブウーファーを、これも村井先生の助言を受けて、左右CHに一台づつ導入したのでした。

 

ということで、まあまあ、音は落ち着いていて、音楽も十分に楽しめる音になっていたのでしたが、またこの1カ月ほど、なんというか音のにじみとか、、高域のちょっとエッジのたつところ、そういうほんとに微妙な「音の不ぞろい」が気になりだしたのでした。そのことについては、過去の記事で書きました。

 

そこで、このSPセットに使われているツィターに注目した訳です。同種のSPをお使いのお二人:酒仙坊大先輩とブログ友の

Shimaさん。おふたりとも、本器のツイッターの取り扱いには気を配っておられました。一方あたしは、スナーケーブルのジャンパーケーブルを当初から使っていて、特にここを気にもとめなかったのですが、ちょっと、ツィターの取り扱いにちょっと配慮してみようかと思い腰をあげたのでした。

 

先ずは、手持ちのSPケーブルを使って、バイワイヤ接続をしてみると、あらら、今までと音の様子が全く違うことが分かりました。そこで、SPケーブルをいくつか交換して、バイワイヤ接続にしてみると、う~む、ケーブルで音がものすごく変化することが分かりました。

 

では、セオリー通り、FALのフルレンジユニット側に使っているのがリベラメンテSPケーブルなので、もう一本ツィター用にリベラメンテSPケーブル(同じ長さ)を使って、音の様子がどうかわるか試してみました。

 

メインアンプは、EAR509MKⅡ。こちらからバイワイヤ接続です。

アンプについて言えば、メーカー推奨のアンプは300Bとかのシングルアンプ 8W程度パワーのもの。EARのこのアンプは、出力100W。作りも普通の玉アンプとはだいぶ違って、超ワイドレンジをカバーするもの。メーカー推奨のアンプに比べるとオーバースペックかもなあと実はちょっと心配していたのでした、、今回バイワイヤにして、アンプとの相性も検証するいい機会と考えました。

 

さて、しばらくバイワイヤの状態で音を出した後、耳タコCDをかけながら、音を傾聴、、、

 

う~む、、、う~む、ものすごく変わりました、、端的に言うと、ひじょ~によくなった! 

 

高域から低域まで音全体のズレが全くなくなりました、、全ての音がそろったという感じ。サブウーファーを置いているいう感じが全くない。つまり音全体自然に聞こえるようになりました。それと、音の艶・コクが今までよりも濃厚に出てくるようになりました。それと、これまでより低域が伸びています。しかし、鈍重な低音ではなくて、スピードが速い、、いや音全体のスピードもあがっていますね。そうしてなにしろ細かい音の響が美しい、、FALの特性である抜群の定位、、そうして、オケのフォルテシモでも、破綻なく、自然にふわ~っと出るようになった、、

 

FAL社のこのSPシステムの宣伝文句でもある、「抜群の定位と澄み切った音、、」が、これがそうかあとあらためて実感しました。デジタルでもアナログでも、以前とまったく違う音の様子であります。

 

そうして、この音のコクというか艶というか、ちょっと官能的なところは、これこそがEARのアンプの音なんだと、今回はじめて実感しました。

 

とうことで、バイワイヤ=特に全く同じケーブルで実行した状態=はC90EXを全体的に鳴らすためには、有効な方法、いや、「必須」であることを今回実感しました。このSPシステムには、AMIというハイルドライバーツィターが突いていて、この独特のツィターをうまく鳴らすことが、システム全体をうまく鳴らすために是非必要なのでした。

 

さて、上の状態で、音楽を聞いていて、まったくしあわせだったのだけど、実はフルレンジ用のSP端子には中村製作所のアモルメットコアを使っておりました。で、使っていなかったメットコアを、高域用に入れたらどうなるか、やってみました。

写真の通り、上・下端子ともメットコアを使っています。上の端子用には、小型のものを使っています。まあ、これしかなかったので(笑)。

 

さて、どうか? う~ん、ちょっと高域がそがれて、音全体がぼんやり、なまくらになった感じが当初したのですが、いや~これは、実力が出てくるまで一定時間の鳴らしこみが必要だっていうのは、わかっていたので2、3日、この状態で鳴らしこみます、、、

 

で、4、5日経ちますと、、ん~やっぱり予想通り、音が変わりました、、つまり、当初のぼんやり・なまくならな感じが全く払しょくされ、音全体が自然でしなやか、、アバド指揮の「フィガロ」がこんなに活き活きと鳴ったのははじめて! こ、こりはいい!

 

EARのアンプの艶とコクもじんわり、染み出してきて、、そうしてFALの広い音場と、バイワイヤによる音全体の統一、、

 

FAL C90EXWの本当の音を聞くには、いかにAMIツィターをうまく鳴らすかにかかっていることが、はっきり分かりました。

 

そうすると、究極的には、バイアンプで鳴らすっていうことになるのだろうけれど、いやいや、今はこの音でとてもしあわせ。

 

それにしても、村井先生がFALのSPを強く薦めていただいたことにあらためて感謝です。うちの8畳のリスングルームで、もっともよく音楽が聞けるのは、フラットスピーカーの他無しということが見えてらしたのだなあ、、、

 

 

実は、一旦FALを手もちのタンノイに変えてならしてみようかと思っていて、この連休にやってみるかあと考えていたのだけど、いやいや、これだけFALの音がよくなってので、もうその必要はありません。ひたすら、この音で良い好きな音楽を聞くだけさっ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のさくらももうおわり、、、

$
0
0

週末、オディオばっかりしてると体に悪いからって、午後遅く、犬のさんぽついでに近くの公園に、同居人のおばさんと行きました。

 

今年は、4月にはいっても寒い日が続いたから、結構、花の命も長くって、日曜日は、まだ花がいっぱいついいて、風が吹くと、花吹雪になって、とても美しかったですねえ、、

(ひさしぶりに登場のオディオ犬 ソラ もう12歳、、)

 

昨日、ちょっと外出したら、大きなランドセルをしょった一年生諸君が、着飾ったおかあさんたちと一緒に歩いておりました。そうか、入学式。晴れがましくて良いですねえ(笑)。

 

そ~言えば、自分の入学式のことおぼてるかなあ、と記憶の底から検索してみたのだけど、ぼ~っと1年生のときのことは覚えているけれど、式そのもののことは覚えてないなあ(笑)。転校生だったからなあ、、50年以上も前のことだから(笑)、、

 

入学式が終わると、これからうんどう会(今は春にやるのがふつ~なのだそうです)、家庭訪問とかで家族は大変なんだよ~

うちの子たちが入学したときも大変だったものなあ、、

 

とおばはんがなつかしそうに言う、、

 

そんなうちのこどもたちも、もう20代の半ばだもんねえ、、

 

はやいはやい、、

 

さくらの後はあかいつつじがさきはじめます、、

 

ジャズピアニスト 八木隆幸さん② 過去ブログから 

$
0
0

ディスクユニオンのオリジナルレーベル  jazz TOKYO RECORDSについて書いておきますね。ちょっと前のマエストロ村井の「これだ!オーディオ術」のDIW大特集で生島店長がゲストで出演されていたのだけど、その際、DIWからスピンオフとして、特に日本のジャズアーチストの作品をリリースしましょうということで設立したのがjazz TOKYO RECORDSと説明されていました。

 

その際、(たしか同レーベルの初リリースということで)紹介されたのが八木隆幸さんのピアノトリオ。CDのタイトルは スカイスクレーパー Skyscraper(摩天楼っていう意味ですね)。

 

お店のHPでの紹介:

 

八木隆幸は、すでに8枚もリーダー作をリリースしているベテラン・ピアニストであり、ライブ・シーンでもその名を知る人は多い。人気の秘密は、親しみやすいスタンダード・ナンバーを華麗に弾きこなすテクニックと、ダイナミックなスイングを生む鮮烈なタッチにあった。しかし彼の実力は決してライヴ・パフォーマンスだけではないことを、ファンは早くから気づいていて、「オリジナル曲を聴きたい!!」と嘱望されていた。そして、今年2月にNYに渡り、最強のリズム・セクションとエンジニアを迎えて一世一代の新作を仕上げてきたのだ。共演者は、フレッシュでワイルドな持ち味のある若手実力派ミュージシャン達である。ベースのBen Williamsは、モンクコンペティション優勝、パット・メセニー・グループでも活躍するポスト・クリスチャン・マクブライドともいわれる逸材だし、ドラムのRodney Greenはマルグリュー・ミラー・トリオのメンバーで、ケニー・ワシントン直系の素晴らしいドラマーだ。オリジナル新曲を6曲含み、どの曲も非常にスタイリッシュで積極的に聴かせる意欲作だ。世界最大級のジャズ専門館JazzTOKYOが自信を持ってリリースする、JazzTOKYO RECORDS第一弾作品!(diskunion JazzTOKYO店長/生島昇)

 

で、放送で先ずかかったのが1曲目、八木さんのオリジナルで Labyrinth (迷路っていう意味か)、、

これがものすごくよかった、、ベースとドラムは上の紹介のとおりNYでばりばり活躍中のミュージシャン、、、彼らをバックにものすごいドライブ感とテクニックで弾きまくる、、実にスリリング! く~っ気持ちいい! たまらん! と 翌朝、あたしはこの盤を注文したのでした、、

 

ということで、この盤、、このところ実によく聞いております。

夜一杯やって、サブ部屋だとSPであんまり大きい音ではきけないので、ヘッドフォンで耳から血がでるほどの音量で(うそうそうそうそ、 本当は耳がいたくならない程度のボリュームでね)、、聞いております、、録音もとても良い、、そのうち、いい気持ちで爆睡してしまうのが常なのだけれど、、

 

作品のほとんどが八木さんのオリジナルで、、ゆったりした曲も、粒立ちのよい音で、、じっくり聞かせてくれます、、

 

でも、やっぱりこの人の真骨頂は、スピードとドライブとものすごいテクニック、、、ぐんぐんこちらに迫って来るドライブ感は最高!

 

で、この盤のベストはやはり1曲目だなあ、、何回聞いても手に汗にぎるほど、、

 

しかも、CDは通常のものぢゃなくて、音質が良いUHQCDだっ! これは、上の番組の中、生島さんが、通常のCDにトランスファーすると音楽のかたちが変わってしまう、、ど~しようかと悩んでいたらUHQCDフォーマットに出会った。このフォーマットだと、オリジナルマスターの音・音のプロポーションをそのまま出すことができるのです!と力説されていました。

 

お店のHPで試聴もできるので、ピアノトリオの好きな音だちは是非聞いてみてね! 

さて、あらためて見てみると、八木さんは他にもずいぶん作品をリリースされていますね、、在庫無しとか売切れとかも多いから、人気あるんだなあ、、おお!新作はクィンテット、、これもよさげだなあ、、7月の購入リストに入れておこっと! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

ジャズピアニスト 八木隆幸さん① 過去ブログより

$
0
0

日曜日の午後、、楽しみにしていた八木隆幸さんの新盤が届きました。タイトルはNEW DEPATURE。「新しい出発」という意味でしょうか、、今回はトランペットとテナーがはいったクインテット、、八木さんの自作曲とカバーでて全11曲たっぷり収録されている。

 

ということで、早速、スピカ―をモアイUに変更した夏用ジャズシステムで聞いてみます、、

ん~、これはなかなかいいですね。先回のSkyscraperはピアノトリオだったのだけど、今回はクインテットというフォーマット。管のアレンジも全て八木さんの手になるものとのこと、、

 

この盤データをリリース元のHPから:

 

Musicians:
■Piano: Takayuki Yagi
■Bass: Jay Anderson
■Drums: Billy Drummond
■Trumpet: Scott Wendholt
■Tenor Sax: Ralph Bowen

Producer / Artist: Takayuki Yagi
Recording Director: Atsushi SUSHI Kosugi
Recording Engineer: David Alman
Recording Studio: Sound On Sound Studios (3/21 & 22)
 

【収録曲】

<ディスク1>
1.Beyond The New Horizons (Takayuki Yagi)/2.View From Newark (Takayuki Yagi)/3.Music On The Second Floor (Takayuki Yagi)/4.130East 7th St. (Takayuki Yagi)/5.Kyoto Tower (Takayuki Yagi)/6.Rockland Blues (Takayuki Yagi)/7.Ritha (Larry Young)/8.Nature Boy (Eden Ahbez)/9.Is That So? (Duke Peason)/10.On The Real Side (Walter Davis. Jr)/11.Two Faces Of Nasheet (Frederick Waits)

 

1曲目のBeyond New Horizon 新しい地平線の向こうという意味か? これはいい! 音楽が疾走するのだけど、なんというか実に管を中心にしたアレンジメントが、なんというか、実に知的で、、ふつ~ぢゃなくて実にいい。

 

八木さんのソロは、いつも通り、疾走するドライブ感! だけどもなんとも美しいピアノの響であって、そしてどこか知的なフレージング、、なんというか、日本力のミクロン単位の極薄の刃の上を絶妙なバランスをとりながら疾走していくような、、そんな感じで、こういうピアノって聞いたことがないような、、

 

んな感じで、緩急織り交ぜたオリジナル曲を堪能、、、あんまりいいので、途中からしょちゅ~オンザロックをやりつつつ気持ちよく聞いていく。 なんというんだろう、八木さんのピアノって、たとえ疾走してても、どこか知的なんですね、、

 

だいぶ前にクラッシックのオケ関係の人から、、本当にすごい指揮者はね、あたまの半分は燃えていて、残りの半分はクールに自分を見てるんですよ、、って聞いたことがあるけれど、そういう、燃える自分の演奏をどこかでクールに分析して、次の音をマイクロセカンドの中で取り出していくみたいな、そういうすごい指揮者につながるような知性というかインテリジェンスというか、そういう独特のものがあるような感じがしてなりません、、

 

こういう知的なところって、ハービー八コックとか、もちろんキースにも感じるけれど、もっともっと繊細な、日本人独特の繊細さというか、、象嵌を削りだすような技と知性というか、まあ、オディオで言えばマッキンには無い知性がアキュフェーズにはあるみたいな感じが、、ええいまた訳がわからん(大爆笑)。

 

後半、気づくと、フォーマットはピアノトリオになっていて、カバー曲が続く、、

その中で、あたしが一番おどろいたのは最後(そうだと思う)の曲。まさに現代曲というかフリー感じので出しから、まるでコルトレーンみたいなマッコイみたいな演奏になって、最後の方にはクラスターみたいな音の飽和状態みたいになって、終わるっいう、、これにはちょっとぶっとんだなあ(笑)。 もしかしたら、初回聞いた中では、これがあたし的には一番よかったかも、、

 

録音もHQCDで、前作に比べてさらに音質はよくなったように感じます。AMP-KUMAMOTOとファステクスユニットの相性は抜群で、日が経つにつれ音はさらいこなれたので、そのことがはっきりわかります。

 

新盤ではトラック毎に音の様子が違うことがわかります。前作の音では、総じて繊細なピアノという音だったのだけど、今回はちょっと太く、暑く、、その上で繊細な響が入っています。後半のピアノトリオの音は、さらにビビッドにダイナミックレンジも広く録音されてる感じで、く~たまらん!ですね。

八木さんのピアノは、イエィ!なのだけど、管のみなさんのソロはもっとぶっとばしてもよかたのかあなあという感じが、1回目通しで聞いて感じましたが、、

 

全11曲で、前作よりさらに曲、アレンジ、ソロ、フォーマット、録音の良さなど、新盤ではさらに八木さんの世界がさらに広く、深くなったように感じました、、こりゃ1回や2回聞いただけぢゃ、この広大な「音宇宙」はわからんなあと思いました。

 

ということで昨日もう1回聞きました。これで通算3回目(笑)なのだけど、、

しかし、この盤、何回繰り返し聞いても飽きない、、

 


ジャズピアニスト 八木隆幸さん!  

$
0
0

なんと、あたしが敬愛するジャズピアニスト八木隆幸さんについては過去記事で何回も書いたのだけど、先日、なんと! このアホブログにコメントいただいたので、あたしも~びっくり! そうして、おおよろこびなのでありました(大爆笑)! 

(八木さん)

 

実は、ミュージックバード122CHでジャズライブ番組をやっていて、これが現在日本で活躍しているジャズパーソンのライブをなんとハイレゾで録音して、ハイレゾで放送するという画期的なものなのですね。 

 

番組名: TOKYO FM STUDIO IRIISライブ 

 

内容:番組HPから

 

THE AUDIOでも放送!(毎月第一土曜16:00~18:00)
 アコースティック演奏を96kHZ/24bit PCM<ハイレゾ>で録音し、オリジナルコンテンツとして放送する番組。録音が行われるのはTOKYO FMのレコーディング・スタジオ「IRIS(イリス)」。同社所有のスタジオでは最大規模のフラッグシップスタジオとして1985年より運用。放送用音楽レコーディングのほか、併設されているTFMホールの録音も可能となっています。2017年10月にはコンソールを一新し、英国Solid State Logic社のSystem T を導入。96kHz/24bit PCMのハイレゾ録音に対応しました。番組では、ジャズ系アーティストを中心にレコーディングを予定。エンジニアは、「日本プロ音楽録音賞優秀賞」の受賞経験を持つ川島修氏(TOKYO FM)が務めます。

 

昨年暮れからこの番組始まったと思うのだけど、聴かなきゃ聞かなきゃと思っていたのだけど、実はあたしもまだこの番組じっくり聞いたことはないのでした(すまぬ)。

 

で、八木さんも本番組に出演されて、すでにトリオで録音を完了されたとのことなのでした! しかも、"Sky Scraper" "New Depature"というあたしのお気に入りのCD2枚からと、な、なんとオリジナル新曲も録音したとのことでした!

 

こりは聞かなくちゃいけません! いや聞きます! 

 

でも、放送は10月ごろになりそうとのこと、、待ち時間長すぎですねえ(笑)。ミックスとかとラックダウンとかあるんだろうなあ、

 

八木さんの新作も期待したいです! 

 

昨年夏の佐賀ライブは、いろいろあって行けなかったのだけど、今年近隣でライブがある際は、行かなくちゃ!でも、もしかしたら熊本市の老舗ジャズ喫茶「ジャズインおくら」で過去ライブされていたのではなかったか、、

 

ちょうど、この間、JBL4312とSATRIラインで"Sky Scraper"を聞いてよがっていたのでしたが、、いや、この盤本当にいいですよ、、

 

ということで、八木さんについて書いた過去記事を再掲して、みなさんに、あらためて八木さんの作品をご紹介いたしますね。

 

ああ、八木さんのピアノ、、生で聞いてみたい、、 

 

 

 

 

 

 

週末レポート①、、、

$
0
0

土曜日は午前中仕事、午後からやすみになったので、故障したCECのトランスポートTL-1Xを修理に出すことにしました。先月初めからCDの読み取りができなくなって、いよいよピックアップがいかれたみたいなのだけど、先回メーカOHを依頼した際、ピックアップはもう交換部品がないので、も一回ここが壊れたら対応できないと言われたのでした。

 

さて、ど~しょうか~と悩んでいたところ、おお! そうだ! 「ステレオ時代」最新号に古いオディオ機器の修理に対応してくれるお店として「CMJ社」が大特集されていたを思い出した。

で、もう一度記事を熟読、どうやら大昔のCDプレイヤーとかの修理実績も相当数あるようで、早速、症状などを書いて同社にメールを送ったところ、大体の見積額と対応手順など丁寧なメール返信があったので、ここにお願いしようと決めて、土曜日午後に本器を送ったのでした。さあ、どうなるか、、たのしみです。

 

日曜。いつものように5時ごろには起きて、犬と散歩。

 

オディオ部屋のサブシステムでLPを聞きながら読書であります。サブシステムには、TEACのアナログプレイヤーを接続したので、気軽にLPを回せるようになりました。なにしろ、これまで買いだめたジャズとかクラッシックのLPが100枚ほどあるので、どんどん聞いていかないとまずいぞおをいうことで(笑)。

 

しかし、盤によっては傷がひどかったり、よれてたりして、とてもメインシステムでは回したくないものもあるので、先ずは、サブシステムで気楽に回して、盤の質を見るということもあるのですね。サブで回しても問題なかったものは、今度はメインでじっくり聞いて、やっぱり盤質に問題があるものは、サブで聞いてがまんしましょうと、、盤質チェックができる。ということで、LPをいろいろ聞いていきながら、読書、、

 

さて、今読んでいるのはこれ、、

片山杜秀さんは、Mバードのパーソナリティとしても活躍されているので、特にクラッシックファンの方ならご存知の方ですね。この本、なかなか面白い、日本の音楽家の珍しいCD録音、裏話など網羅されていて、いや面白いです(笑)。

 

次々にLPを棚から出して、聞いていきます。 ワルターとVPOのモーッアルト交響曲のライブとかを聞いていく、、すると、ああ、これがありました。デヌリパティさんの最晩年の録音、、だいぶ前に閉店した熊本市にあった中古レコード屋でかったもの、、1枚100円とか300円とかですねえ 値札がまだとってない(笑)。

超有名な録音ですよね、、、聞いてみる、、

ん~バッハの小品とモーッアルトのソナタかあ、、なんか、こ~じんわりいいですね。リパティさん、、モーッアルトなんかは、こ~しみじみといい音楽、、ゆっくりときれいな、気持ちの良い日の、きれいなお庭を散歩しているような気分になってくる、、とてもいいので、もう一回通して聞きました、、

 

リパティさん。あたしが、生まれる前にはとうになくなっていられたのだけど、今でも、クラッシックファンのみなさんに敬愛されている理由が今回、彼の晩年の録音2枚を聞いて、なんとなくわかったような気がしました。

 

録音はよくないけれど、こういうふうにしみじみいいなあと感じる演奏って、そうそうないですものね、、

 

お昼に久しぶりに息子がハンバーガーを買ってきたので、おお! それなら昼からデカダンでいかなくちゃとか言いながらビールと一緒にハンバーガでランチ、、まったく満足して、その後は、2階のサブ部屋でJBL4312をよっこらしょと移動してタンノイ スターリングで

アナログを聞いていきます。

 

(JBL4312をどっこいしょと移動)

 

貸してもらったアキュのC-280で聞くアナログ音はとても良いので、このまんま譲ってもらうことになりました(笑)。プレイヤーはこちらもハードオフで見つけたテクニクスのSL-1200にDL-103を付けたものなんだけど、音楽を楽しむ分には全く問題ない音質であります。

カラヤンのモーッアルト「レクイエム」なんかを、熊本地震の日にちなんでかけてみます、、

 

ハンバーガーでおなか一杯、ビールでちょっといい気分で「レクイエム」を聞くっていうのは、よくないかもしれないけれど、、カラヤンの流れるようなモーッアルトは、やっぱりうつくしいなあ、、

 

そうこうしているうちの、外はしとしと雨になってきて、3時過ぎに、犬にポンチョを着せて、、雨の中、近くの公園までおさんぽ、、

 

いや実に、のんびりした春の週末なのでありました、、、

 

 

バッハ ロ短調ミサ フライブルグバラックオーケストラ、、

$
0
0

その昔、あたしが南の国で学生をしていた頃、ある日、中国系のともだちと音楽の話になりました。そのとき、彼がともかくバロック音楽が好きなんだよね~とか言うから、どんなところが好きなのと聞くと、バッハだね~特にBマス(ロ短調ミサのことね)がともかく好きというから、なんでと聞くと、聞いていてあんなに面白い音楽はないからと言うから、さらになんでと突っ込むと、、あれを聞いていると物理とか数学とかそんな感じがしてきて面白いんだよね~と語ってくれた、、彼は理系の専攻だったから、なるほどおもしろいことを言うなあと感心したことを、今でもはっきり覚えている。

 

その数年後、あたしもロ短調ミサを定評の高いリヒター盤を秋葉の石丸電器で輸入盤で買い求めて、何回か聞いてのだけど、やっぱりどうも抹香くさくてなじめなかったのでした。

 

でも、最近、久しぶりに同じくリヒター指揮の「マタイ受難曲」を聞いて、お~これはすごいと驚いたのでした、、

 

もう5、6年前か、まだ熊本にタワーレコードがあった頃、ひやかしに入ったところ、これがど~んとセールしてありました。

 

ドイツ・ハルモニア・ムンディ 50周年記念ボックス。 なんとバロック音楽のいい録音がCD50枚にまとめられて、確か3千円ぐらいぢゃなかったか、安いのに50枚!というので、特に古楽が好きっていう訳でもなかったのに、いつか聞くかもしれんと思って買い求めたのでした。そのとき以降、いつか聞くからとか言って、サブシステム部屋には、このボックスを見えるところに置いてあったのでした。

 

そして、昨日の夕方、何かいい音楽をタンノイスターリングで聞こうと、しょちゅ~オンザロックをつくって、ふらふらと2階サブ部屋へ上がっていったのでした。今ね。このスターリング、ツィターとかケーブルとかをちょいと整備したところ、ぐっと音が良くなって、平日クラッシックを気楽にいい音で聞く分には全く申し分ない! このことについてはまた書くね(笑)。

 

さて、片山杜秀さんの本をパラパラやりながら、さて、何をききましょう~かね~とか言いながらCD棚を物色すると、おお! このボックスが目にとまった、、お~いよいよこのボックスを聞いていくのだとか言いながら、どっさり箱中にならんだCDから、これっ!とババ抜きみたいに引き出したのが、「フライベルグ・バロック・オーケストラによるバッハのロ短調ミサ」! 指揮はトーマス・ヘンゲルブロック。知らんぞっ!まったく知らん、そんな指揮者! 

でも、最近バッハの音楽になじんでるからなあと思いつつ、トレーに入れます。あっ、サブシステム用のDACをSATRIからインフラノイズのDAC-1に最近交換。ここからアナログアウトでC-280に入ってP260でスターリングを鳴らしております。そしてフェディリクスのスーパーツィターももちろ付加、、DAC-1にしたところ、これもまあ、月並みな表現だけど、音楽性がぐんとあがり、特にクラッシック音楽の表現は本当に説得力が増したのでした、、

(C-280がとても気に入っています)

 

ということで、1枚目から、、 リヒター盤は何回か聞いたことがあるけれど、あんなにギリギリ緊迫してる感じは全くなくて、実に落ち着いているというか、ゆったりしているというか、ゆっくり楽しんで聞けますねえみたいな感じの演奏であります。かといって、「ずんだれ」ている訳では全くなくて、演奏はひたすら透明で美しい、、、こりは、古楽器でやってるんでしょうか、独特の響がありますね。これがまた心地良い。

 

フェディリクスのツィターは、専用アンプをかませてCDでは再生できない周波数を付加するっていうすぐれもので、こういう盤をかけると本当に威力を発揮しますね。低い音から高い音まで、実に美しく部屋中に広がって、本当に透明かつ美麗な音、、スターリングからこういう音が出るとはちょっと驚きです。もうこうなると、本とか読みながらぢゃなくて、音楽に引き込まれてしまう、、

 

結局、夕ご飯をはさんで、2枚全曲を聞きとおしました。なんというか、こころが洗われるというか、、いや、ま~本当にしみじみ良かった。昨日はリパティさんのバッハを聞いて、しみじみよかったと書いたけれど、フライブルグオケの古楽のバッハもとても良かった、、

 

しかし、メインのFALとEARのシステムの音も見違えるように良くなったし、加えてサブシステムのスターリングとオールドアキュの音もすごくいい! これ以上の音が必要ですかと聞かれたら、あたしは、もうこれで十分。後は、いい音楽をひたすら聞きたいですねえと答えるのであります。

 

後は、も一個、音の良い半導体のメインアンプ、そうして音の良い玉のアンプがあれば、大体あたしのオディオは仕上がるような気がしております(笑)。

 

30数年前。ロ短調ミサのおもしろさを話してくれた、彼は今どこで何をしてるんだろう、、、今でもこの曲を聞いてるのかしらん、

 

たぶんもう会うことはないだろうけれど、彼がげんきでしあわせであることを祈る、、

 

 

 

 

 

 

Alone,,, オーディオ歴史館を聞く、、

$
0
0

ビルエバンスのソロアルバムに「アローン Alone」てあるぢゃないですか、、あれって、あたしは20代のころ良く聞いた、なぜか知らないけれど、これがジャズなんだと思いながら聞いた、、ソロピアノのアルバムで一人でひくからアローンっていうことなんだろうけれど、このアルバムは、今でも大好きなのです、、

 

 

さて、昨日久しぶりにMバードで「オーディオ歴史館」をリアルタイムで夜9時から聞きました。

相棒の生島店長が病気療養中ということで、牧野先輩が一人でDJみたくに進行されていました。

 

内容はHPから:

 

4月9日/カートリッジを聴く
 その昔、松下電器が提案したT4Pというフォノカートリッジの規格があった。シェルへの取り付けや針圧調整などの煩わしさを除去した「かんたん操作」カートリッジだった。松下はテクニクスブランドのリニアトラッキングアーム機にT4Pカートリッジを採用し1979年に市販した。その後、同規格にはほかのオーディオ機器メーカーも賛同し、ゼネラルオーディオの分野でひとつの流れを作った。いま思えば「フィルム入れの失敗」をなくそうと考案されたAPS(アドバンスド・フォト・システム)に似ている。さて、どんな音だったのか?[再放送=4月16日]

 

 

4月9日のリピート放送だったのかあ、、牧野先生手持ちのテクニクスのリニアトラッキングアーム仕様のプレイヤーに各種カートリッジを付けて音の違いを聞いてみようという趣向:

 

かかった音楽は:

 

出演:牧野茂雄 ※カートリッジを聴く- 
春だったね '73吉田拓郎OdesseySOLL-59-OD
Take Up Thy Stethoscope (恋の聴診器)Pink Floyd東芝EMIEOP-9312913
ショパン・ワルツ第9番『別れ』Bruno Rigutto (Pf)日本コロンビアTD-3097
Give Me StrengthEric ClaptonRSO2479 118
I Never Say GoodbyeBlossom DearieDaffodil RecordsBMD-106
後ろから前から畑中葉子VictorVCH-10083
Time To LiveUriah HeepEarmark41025

 

いろいろとカートリッジを交換されて、またプレイヤーも変えながらプレイされたのだけど、あたしにはどれもいい音に聞こえました。

 

リニアアームトラッキングプレイヤーっていうのは、専用のカートリッジがあって、こいつを取り付けるだけで細かい調整はほとんどいらないし、構造的に音が良いと牧野先輩が説明。そ~言えばバクーンプロダクツの永井さんが、ちょっと前にSATRIカートリッジを開発するときに、ヤフオクでリニアトラッキングプレイヤーを何台か入手して、これがアナログでは最高の音がするといって開発に取り組まれていたことを思い出しました、、SATRIカートリッジまた聞いてみたいなあ、

 

さて、1曲目は、73年のよしだたくろうさんのライブアルバムだけども、演奏がすごい! ベースがすごい! すごすぎる!いったい誰なんだろう、、気になる、、しかも録音クリーア―、、ボーカルより演奏が前に出ているような感じでちょっと笑える、、、

 

しかし、まあ、畑中葉子さんの、「後ろから前から」ってひさしぶりに聞いたなあ、いかにも牧野先輩らしい選曲で思わずうれしくなってしまう。そ~言えば、「ステレオ時代「」誌ではかならず、昭和時代のピンク系歌謡曲特集が、これもんでカラーページで大特集されるから、これもうれしい! 最新号では、往年の「女子プロ歌謡」特集で、実になつかしく、中学生のとき、なんともど~いうふうに興奮していいのか、複雑なこころもちで彼女たちを見てたことを思い出したなあ、ああ! まさに青春! 

 

最後にユーライア・ヒープがかかったのだけど、実はあたしはこのバンドほとんど聞いたことがなくて、ちょっと聞いたらディープパープルかと思ったのだけど、のりがちょっと重くて、違うなあと思っていたら、ヒープだったのね。この曲が一番うまく鳴ったように思いました。

A&D社(テクニカのOEM)のものとのことだけど、これは実にすっきりして、かちっとまとまっていい音だと感じました。

 

それにしても、牧野先輩、、もちろんお一人でも十分おもしろいのだけど、やっぱり生島店長とのオディオ漫才がなつかしい、、生島店長、早くお元気なられるのを望みます、、

 

たまにはソロもいいけど、コンボの方がたのしいですものね、、

 

 

 

 

オーディオ道場 片山マスターの作品展開催中 29日まで! 

$
0
0

行かなきゃ、行かなきゃといつも思うだけど、なかなか最近行けてないオーディオ道場なのであります。地震から3年目でずいぶんときれいになって、毎日普通に開いてるのだけど、、やっぱり地震前のようにはいきません。今はカフェに来られる常連さんとお話をしたり、ヴィンテージ機器のメンテサービスなどを主に行っております。

 

で、道場の主人である片山マスターなんだけど、、この方の本業は画家、、地震の後、いろいろ感じるところがあったということで、またあらためて絵と向き合って、、多くの作品が生まれたのでした、、

 

今回、選りすぐった作品をあつめて作品展を開催することになって、実際今、展示中。皆さんにご覧いただけます。

 

詳しくは昨日(2019年4月17日付)の熊日新聞に詳しいのでこちらを見てください。

*「なかお画廊」 熊本市東区佐土原にて「passion」というテーマで展示中。

 

あたしも、いくつか地震後のマスターの絵を見せてもらったのだけど、、なんというか、、ちょっと宗教的というか、静かというか、、もうすぐ70才バイ!というマスターの心象がにじみ出ているような印象を持ちました。

 

道場ファンのみなさんはもちろん、現代絵画がお好きな方も是非訪れてみてください、、

 

もちろん、道場カフェは毎日営業してるので、こちらにもどうぞ、、

明日あたしは、「村井先生を偲ぶ会」で上京します。 今日は午後、道場にいって、何回か道場に来ていただいた村井先生の話を片山マスターとしてこよう、、

 

いいお天気だし、、

村井先生を偲ぶ会に参加、、、 

$
0
0

去る、4月19日、東京、半蔵門のJFNセンターで「村井先生を偲ぶ会」が開催されました。

発起人のミュージックバード 岩崎プロデューサーよりご招待をいただき、村井先生との親交の厚かったオディオの酒仙坊大先輩も参加されるということでしたので、私も空路参加いたしました。

 

金曜日朝の羽田行の飛行機は閑散としていて、のんびりとした春の空を1時間余飛行、久しぶりの東京。モノレール、電車を乗り継ぎ飯田橋のホテルにチエックインの後、秋葉原にとって返し、FAL社試聴室にて酒仙坊大先輩、FAL古山社長と再会。しばらく、FALの最新小型SPを聞かせてもらった後、タクシーにて半蔵門JFNセンターへ、、6時から開会だったのだけど5時半ごろには会場に到着しました。

 

会場入口には、懐かしい村井先生の笑顔の写真。

横にはきれいなお花。すでに会場にいらした奥様に、ごあいさつ、、、会場には村井先生の取材メモ、執筆されていたステレオ誌などの雑誌、その他、生前の村井先生の活躍が偲ばれる品々が展示してありました。その中には、先生の九州遠征時、私の音楽部屋訪問のメモなどもあり思わず赤面。

 

6時近くになると、続々と参加者のみなさんが来場。村井先生とお付き合いの深かった出版社関係、オーディオ関係、評論家・ライター、音楽家・演奏者、放送局関係、そうして私たち個人でお付き合いのあったみなさんなど50名ほどが参集。

 

司会は、音楽プロデューサーの堀部公史さんと歌手の井筒香奈江さん。堀部さんからは、当ブログにコメントなどいただいたことがあるので、こちらからは存知あげていましたが、、ごあいさつすると、あなたがそうでしたかとごあいさつしていただきました(笑)。

 

井筒さんは、あのシンガーの井筒さん。私ははじめて拝見したのだけど、いや背が高くて、実に美しい方、、あまりに美しいので、ついにお声がけすることができませんでしたが、、

 

先ずは、ミュージックバード社長の尾谷さんが、村井先生がいなければ、ミュージックバードの存続はなかった。音質の改善には大変な尽力をいただいたとご挨拶。献杯、、、

 

フェディリクスの中川社長、出水電気の島本社長にはじまり、参加者が次々と村井先生の思い出を語りました。

 

村井さんが番組で紹介されていた、ピアニスト塚谷水無子さんが、ピアノとピアニカでバッハを演奏、場内にバッハの音楽が染み渡りました、、ファン代表として、酒仙坊大先輩、そして、私も村井先生との思い出をお話しました。

 

その後も、出版関係者、評論家のみなさんが次々と想い出を語ります、、、そしてあっという間に閉会の時間になりました。

 

最後は、奥様まりこさん。

(下手な写真で申し訳ないけれど奥様のごあいさつ)

 

突然のことでまだ実感がないのだけれど、ともかく仏壇と鐘を買ったとのこと。しかし、その鐘の音がどうも、しっくりしない。故人もどうも納得していないのでないかと思い、鐘の下にインシュレーターをひいたら音がやはり変わって、いろいろなインシュレーターを試しているとのこと、、場内かなしいのやらおかしいのやら、さすがに村井先生奥様です(笑)。どうぞお元気で、、

 

そうして、8時には会は終了。村井先生の想い出をあらたに、三々五々、会場を跡にしたのでした。

 

なにしろ遠いし、私などがいってもお邪魔になるだけかなあと当初参加するのを躊躇していたのですが、酒仙坊大先輩も参加されるということと、FALの古山社長も来られるということで思い切ってお邪魔しました。

会場では、マックトンの松本社長、出水電気の島本社長ともお話することができました。ミュージックバードの岩崎ディレクターともはじめてご挨拶することができてとてもよかった。なにしろ、CS-PCM時代からこちらは、古安原顕さんの担当ディレクターとしても活躍されたいた頃から存じ上げている方なので、、

また、個人のファンのみなさんともお会いできました。中にはブログ読んでますよ~お声がけいただた方もあり、

恥ずかしい限り(笑)。

 

久し振りの上京で結構大変ではありましたが、参加してとてもよかった、、村井先生のことをいろいろな人が語りましたが、語る人は違っても村井先生の印象はほとんどブレことがなく、誰に対しても村井先生は、変わることなく本当に真摯に、親身になって関わっていただいたのだなあとあらためて分かりました。

 

今回、いつも放送で番組を拝聴している評論家の炭山アキラ先生と鈴木裕先生にもごあいさつできてよかった。

おふたりともとても丁寧に対応していただきました。

 

(当日の参加されたみなさん = 岩崎Pより送っていただきました)

 

会が終わった後、酒仙坊大先輩とFAL古山社長としばしお話。古山社長からはFALスピーカの取り扱いについていろいろとご教示いただきました。酒仙坊大先輩もFALのスピーカーをもう10年以上お使いで、最近はハイレゾ、ネットストリーミング再生もされているとのことで、若輩の私は全くかなわないほどのオーディオの情熱を感じました。

 

酒仙坊大先輩は、オーディオ道場のことをとても心配されていて、復興祭開催のときは、是非参加したい。そのときは、村井先生の愛されたFALのスピーカ、出水電気のアンプをみなさんに聞いていただきたいと語られました。

 

10時近くになり、都内は雨になって、また会いましょうと言って、、しばしのお別れです、、

 

翌日、熊本空港に10時半ごろ到着。オーディオ道場に寄ってみます。

 

 

村井先生を偲ぶ ~ 片山マスター個展②

$
0
0

翌日の朝11時には熊本空港に到着。ここからオーディオ道場までは15分ほどなので、片山マスターの顔を見によってみることにしました。

 

今日もいいお天気、汗ばむほどの陽気。

 

「道場カフェ」に到着。でも誰もいない。

かたやまさ~んと呼び掛けてみるけれど、やはりいない。カフェ入口を見てみると張紙。「個展の方に行っているから、お客さんは電話してほしいと」とのメッセージ。早速電話してみると、お~個展ばしよるととたい、出てこんね~とのお言葉(笑)。今日は、今帰ってきたばかりけん、週明けにいきますけんと返事して、土曜日の午後は帰宅して、寺島さんの番組を聞いたり、レコードを聞いたりして、のんびり。久しぶりの東京は正直疲れました(笑)。

 

翌週、月曜日。良いお天気。 汗ばむぐらいの陽気。

途中コンビニに立ち寄るとエアコンがもう動いていました。なんでも当地は最高気温が29Cだったそうです。

 

片山マスターの個展が開かれている「なかお画廊」へ。

お店に入ると、オーナーの中尾さんとごあいさつ。彼女も昔からの道場の「音もだち」。久しぶりにお会いしましたが元気そうでなにより。自宅の古い蔵を改造した、古民家風の2階建の小さな画廊ですが、とてもいい雰囲気で、落ち着けるスペースです。スタートしてからもう7年だそうです。

 

白い壁に片山マスターの絵がかざってあります。絵と壁の間にはお花とかも小粋にかざってあって、いい感じです。

 

マスターは2階にいて、なにやらお客さんとお話されている様子。階段の下から、きましたよ~と声をかけると、やっときたね~と破顔一笑でおりてきます(笑)。

 

地震の時、何かで頭を強打してから、いろいろなビジョンが見えるようなって、そのビジョンの記憶を絵に描いていったら相当数になったとのこと。それらの作品を見て特別なものを感じた中尾さん。画廊店主の強い勧めで今回の個展になったとのことでした。

 

私も、様々な絵を道場のカフェで見せてもらったけれど、今回は画だけでなくてフレームも手作り。画とフレームが一体となった作品になっています。

 

マスターは、相変わらず絶好調で、これがあ~で、あれがこ~でと何だか訳のわからん・いっちゃってる作品解説をしてくれるのだけど、

 

 

 

実は今回、わたくし、初めてマスターの画家として絵を「対峙」させてもらいました。

う~ん、、個人的にとても良いと感じました。いろいろなスタイルで描かれているけれど、なんというか、作品の深さ、静けさ、、寂しさ、、やさしさ、、希望、ユーモアなど、マスターの内面というか マスター「その人」が作品に込められているなあと感動しました。

全ての展示作品に感銘を受けたのだけど、傑出しているなあと感じたものいくつか、写真を載せておきますので、皆さんも見てくださいね。

 

こんな言い方をするととても失礼だとはわかっていますが、正直、これほどまでの作品だとは予想しませんでした。店主の中尾さんに、「画が生きてますね、、」と言うと、小さくうなずいてくれました、、、

 画廊1階は中尾さんが選りすぐった作品。一方、2階は片山マスターの思うままにして良いという店主の配慮で、2階にはスチューダーのA730とSATRIのAMP-KUMAMOTOそして、自作のミニホーンシステムで音楽を演奏しつつ、片山ワールドが開陳されております。作者のおいたち、歴史、思想、音楽などがば~んと展開される小宇宙。、、いわば私たちがいつも道場で接しているマスターの存在でありますね(笑)。

 

さて、そしたら作品と一緒の写真を撮りましょうと、撮影をはじめると、マスターが突然号泣、、

 

「村井せんせいはあまりにも早かった、、あれだけお世話になったのに、何もできんかった。おれはさびしい、かなしい、奥さんにも会いたかった、、」

と泣くのです、、あまりのことに驚いてしまったのだけど、こちらもそのうちもらいなきしてしまいます。

 

「村井先生の意思を継いで、道場は無くさない。オーディオの灯は絶対に消さない、道場を復活する!」

 

と大宣言! 

 

そ~ですね。村井先生の分もわたしたちががんばらんといけんですね」と言うと、

 

「そ~たい! あたりまえたい! アナログと玉、そして機械を修理して大事に使う。そういうことで、道場を続ける!」

 

とさらに力がこもります。

 

村井先生には、道場で講演もしていただきました。さらには、地震の後には、AMP-KUMAMOTOを強力のプッシュしていただき、そのお陰で多数の人に使っていただき、道場の復興に尽力していただいたのでした。そのことを、片山マスターは絶対忘れないとのこと。これから、またいろいろ道場でやっていただきたかったのにと涙まじりに語ります。

 

先ずはSATRIの新作。フォノイコと小型アンプがとてもいいとたい、だけん、その発表会ば道場でやる。まずはそこからはじめよう==とマスターが立ち直ります。

 

また、近く村井先生の画を描いて奥様に送るから、、とのことでした。

個展は4月29日・平成最後の日まで。当日は片山マスター70才の誕生日です。その日は中尾画廊にいるから、みなさんあそびにきてくださいとのこと。

 

SATRI新作の発表会については、追ってこのブログでもお知らせします。(新作の記事がMJ最新号に掲載されています)。

 

村井先生と縁の深かったオーディオ道場と片山マスター。村井先生のことを忘れることはありません。

 

遠く熊本からご冥福をいのります、、

 


オーディオ道場 片山マスターから村井先生への思いを作品にこめて

$
0
0






~ オーディオ道場 片山マスターから 村井先生追悼の思い~

平成31年4月23日 
村井先生へ

思いもよらぬ突然のあの悲報、今だに信じ難く、夢であればと先生の顔が出てくるたびに涙がこみあげてきて目が覚めてしまいます。あまりの時の流れに速さに驚きます。
私はあの日の激震で頭を父に殴られ、今だにそれも夢のようです。

私より10歳も若い先生を亡くし、私は元気で古稀をいただいたというのに、返す残念でなりません。

あれだけ支援していただきながら、本当に申し上げる言葉もございません。
本当にさびしいです。また涙が出てきました。

私のこころにゆとりができたら、奥様とも一度はお会いして泣き笑いしたいです。
ご主人のお話をもっと直接奥様の口から聞きたいのです。

70才でこの道場も廃業のつもりでしたが、廃業して絵に専念するつもりでしたが、先生からのラストメッセージをいただきましたので、私に情熱に灯がついてしまいました。

私の誕生日4月29日、父の命日 4月30日
5月1日より、先生の志を継いで、「明徳館オーディオ修行場」といたします。
また、追って古稀の隠れ家アトリエより先生と奥様のラストメッセージと地震後制作の作品をお送りいたします。

連休レポート① 片山マスター 生誕70才のお祝い! 

$
0
0

いよいよ、連休だっ! ながかった、、ここまで長かったっ! でもやっと連休までたどり着いたね、、

 

でも、土曜日(27日)は午前中仕事、、午後からやっと休みで、音もだちのところにひさしぶりにあそびにいってJBLのシステムの音を聞かせてもらいました。やっぱりいいですね。大きなJBLのシステムを玉のアンプで鳴らすというのは、なにかひとつの境地ですねえ(笑)。

 

お昼ごはんをはさんで夕方まで音楽を堪能させてもらって、夜はひっさしぶりのおっさんライブ、、今日はなぜかお客さんがおおいからがんばろね~お~しとかいっておっさん3人でこぶしを握っていたのだけど、そのうちギター担当のおっさん1名が体調激不良になって、弾けん、いったん帰るとかいって逃亡したので、あたしがベース、もうひとりがボーカルとギターをで急遽デュオでやることになったのだけど、、

 

こういうときになると実力以上の火事場の力ももちみたいなことができるもので、いつもよりかちっとしたプレイができて、結構うけた!

 

でも、ひさしぶりにライブだったので、ひじょ~につかれました。ライブって、メンバーの音を聞きながら、自分の音も聞きながら、弾いていくので、とても楽しいのだけど、ものすごい集中力が必要なので、演奏の後は、もうものすごくつかれます、、

 

翌日日曜(28日)は大変につかれておりましたが、オディオはしっかりやりました。

詳細はまた追って、、

 

今日(29日)午後は、雨の中オーディオ道場へ! 

 

みなさんご存知の通り片山マスターの生誕70才記念ということで、もともとは1000人ぐらい来る予定だったらしいけれど(大爆笑)。折からの雨で、お昼からのパーティの集まったのは、30名ほど、、ひさしぶりに、常連のみなさんがメインホールにあつまって、盛り上がっていられました(笑)。

(もりあがっているマスターと常連のみなさん)

 

あたしも、参加したかったのだけど、他の用事があって、ほんのちょっとで失礼しました。

村井先生の奥様に送ってと、画とその他をことずかりました。連休中に送りましょう、、

(お祝いに集まった常連のみなさん)

 

 

 

平成が今日で終わる、、、

$
0
0

平成が今日で終わるとのこと、、テレビもラジオも平成の30年を振り返っておりますね、、

 

おもしろいなあと思うのは、あたしのこれまでの人生の節目が元号で分割できるみたいな感じなんです。まず、少年時代=昭和、大人になって社会人になって親になって、仕事も落ち着いた時代 = 平成。  そうして、いよいよ最後の時代が新しい元号になるっていう訳か、、

 

今日が終わると、新しい天皇陛下になるのですね。あたらしとあんまり歳はかわらなくて、大昔、テレビの皇室アルバムなんかで、同級生みたいな浩宮様としてよく拝見していたけれど、いよいよ新天皇になられるのですねえ、、

 

あたしにとっての平成は、なんといってもオーディオバカ一代まっしぐらという時代でした、、マッキン、ウエスギ、JBL、ソナスのクレモナ、アマティ、タンノイ、B&WそしてFALとかね、、、そしてオーディオ道場とSATRIアンプ、、

 

そ~言えば、昨日、ちょっと道場にいったら、SATRIアンプの永井さんと会いました。ちょうど新アンプとフォノイコができたから、しばらく道場においておくので聞いてみてということでした。

 

バクーンプロダクツも、社名をSCL (Satri Circuit Laboratory: サトリ回路研究所)に変更し、あたらしい時代に入るとのこと、、

 

とても残念なのは、村井先生と一緒にあたらしい時代のオーディオを見ることができないことですね、、

 

新しい時代になっても、たちどまって、村井先生や逝っちまった音もだちのことを思い出しましょう、、

 

今日は朝からリパティさんのモーッアルトを、大昔のレコードで聞いていました、、

 

いろいろあったけれど、平成はおもしろかった! さよなら平成!  

I

令和元年の日、、平成最後の日々に聞いた盤について

$
0
0

昨日は平成最後の日で、いろいろと特集がテレビで流されておりましたが、驚いたのは先の天皇が皇位につかれたのが55才ということでした。あたしが今57才であって、退位されるの83才(だったか)というのだから、本当に時のたつのは早いなあと思いました。あたしだって、あっという間に80才(元気だったら)なっちまうということなのですね。

 

とうことで、日付が変わるという同時にあたらしい元号になった5月1日水曜日は雨、、しとしと降っています。このところ毎日雨なんであります。ジャズを聞くにはとてもいい状況であります。

 

令和元年の最初の日の朝は、ジャズマンガ「ブルージャイアント・スプリーム5巻」を読みながら、YOUTUBEでブルエバンスの音源をIPADのブルーツースで、AUREXのラジカセに飛ばして聞いています。IPADのブルーツースで鳴らす音は結構良くて、とても柔らかくて、ちょっと玉のアンプで鳴らしているような感じがします、、アップル開発陣にオディオ好きな人がいるのかもしれません、、

 

さて、平成も終わりの数日は、お休みということもあって、いろいろと聞いておりました。

 

最近、買いだめておいた、大昔のアナログをサブシステムですこしづつ聞いていることは書きました。で、この間からベートベンのバイオリンソナタ「クロイッエルソナタ」を聞いておるのです。ジノ・フランチェッカッティのバイオリンとピアノはロベルト・カサドシュの50年代の録音。300円のアナログ盤、、、状態はまあまあ、雑音はたまに出るけれど、きちんと再生します。

 

このソナタは、はじめてじっくり聞いたけれど、いや、これ「ロック」だわ! ものすごく早いパッセージといか「リフ」、激しいリズム、バイオリンとピアノがばっちりあった疾走感! いや、これはすごい! これはロックを聞いてるような感覚があります。ベートベンってすごい!とあらためて思いました。

 

さらにベートベン。近くの図書館にポリーニのベートベンピアノソナタ全集がおいてあったので、早速借り出してみました、、

いや~これがいいの、、これはジャズですね(笑)。激しいリズム、疾走感! そうして激しく・複雑なパッセージ、、そうして美しいスローな部分、ひとつの部分から次の部分へのブリッジのたくみな展開、、いや、面白い、、まるで複雑ジャズを聞いてるような感じ、、

ポリ―ニさんのピアノがまたすごい。低域から高域まで全ての音を鳴らし切って、しかも衰えを知らぬ馬鹿テク! く~ったまらん!

という訳で、あらためてベートベンのいろいろを聞いているところなのであります。交響曲以外のベートベンも実にすごいですね! 

 

んでももって、朝とかに良く聞いているのが、これ。

言わずと知れた、カザルスさんのバッハチェロ組曲。

 

以前は聞いててもどこが良いのかよくわからなかったのだけど、平成の終わりになって聞き始めて、、あ~たしかにのこれはいいなあと思うようになりました。なんというか、ぐ~っとための深い表現とか、気合の入ったフレージングとか、、なにしろ聞いているあたしを、ぐっと引き込むような力があります。録音はお世辞にも良いとは言えないけれど、この録音が長年クラッシックファンから賞賛され続けているか、その理由がなんとなくわかってきました、、こちらは、CDね、、

 

そうして、前にも書いたリパティさん最後の録音。モーッアルトとバッハ、そしてショパンのワルツ集、、

カザルスさんもリパティさん、どちらもEMIの録音で、音は悪いんだけど、音の向こうにの演奏に耳を澄ますと、やっぱりすごいな~と

感じ入りますねえ、、

 

なんだか知らないけれど、平成最後の日々は、もっぱら大昔の演奏・録音を聞いていました。

 

しかし、こういう昔の晩は、玉のアンプとフルレンジスピーカーでしみじみと聞いてみたいものです、、

 

 

 

オーディオで音楽をたのしむっていうこと、、

$
0
0

4月からMバードではじまった、田中伊佐資さんの番組「すいません、お宅のオーディオ、ナマ録させてください。」はなんといってもタイトルが長い!(笑)。まちがいなくてきと~に付けたタイトルなんだと思うけれども(笑)長い!ので、ブログで書くときは適宜短縮させていただきますね(笑)。

 

さて、その第2回目を聞いた。その内容は(HPより)

 

4月21日/代々木~キヨト・マモルさん(VintageJoin)

閑静な住宅地の一角、木々の緑が迎えるマンションの一室で、「VintageJoin」店主キヨト・マモルさんとお客さんが、静かに音を愛でる空間を訪ねました。[再放送=28日]
【使用機材】
プレーヤー:Elac Miracord10H/カートリッジ:Elac MST-2D、GE RPXシングルバトン ゴールデントレジャー/フォノイコライザー:Emotion-1Mono(VintageJoin)/プリアンプ:MONO-Pri(VintageJoin)/パワーAMP:MONO-Power(VintageJoin)/スピーカー:Greatz Radio8インチフルレンジ、Utah 12インチコアキシェル

 

かかった曲:

 

出演:田中伊佐資 ※代々木~キヨト・マモルさん(VintageJoin)- 
Albeniz/LeyendaAndres Segovia(G)BrunswickAXTL1005
Thinking of YouMilt JacksonFELP210
GottingemBarbaraPhilips373636
Don't Be CruelElvis PresleyHis Master's VoiceG2W B-5936
Nightingale Sang in Berkeley SquareAnita O'dayVerveMGW-2000

 

ということで、キヨタさんのフルレンジスピーカーと自作の玉のアンプ、そしてアナログの音を放送通じて聞かせてもらったのだけど、

 

どのレコードもほんとに説得力のあるというか、しみじみ聞かせてくれる音でした。じゃレンジがせまいかとかいうと、そうではなくて、つまりあたしらが、ギターならギターで聞きたい音を十分に聞かせてくれるサウンドといったらいいのか、、決してウルトラハイファイぢゃないけれど、音楽が実素敵に聞ける音でした、、

 

そして伊佐資さんもびっくりされていたのだけど、プレスリーのSP盤の音のすごさ!

あたしも仰天しましたね、SP盤ってすごいっていうのはうすうす最近感じていたのだけど、こんなに迫力のある音とは知りませんでした、、これはいいとSPの音を反芻する伊佐資さんを見て、いよいよSPい行きますか?とキヨトさんがにやり、、「いやいや」とか伊佐資さんは言ってるけれど、時間の問題だとあたしは思うな、、

 

ボーカルもジャズも声や楽器の一番おいしいところがとてもよく聞こえました。しかもモノ録音はSP1本で再生するという潔さ、、

アンプとかの機器は自分で納得する音のものがなかったから自作するというこころいきもすごいなあ、、

 

しかし、この番組オディオマニアにとっては、とても面白いです。

なにしろ、あたしらマニアはご同慶のみなさんが、どのような考えでどのような音を鳴らしていられるのかって、なかなか気になることだからなんです。もちろん、近くに音もだちはいるけれども、なかなか全国行脚なんてできないから、伊佐資さんの番組で実際の音を聞けるっていうのは、僥倖ですよ(笑)。

 

熊本にも来てくれないかなあ、、「オーディオ道場」とかおもしろいと思うけれど、、

 

さて、キヨタさんところシステムとは違うけれど、あたしも最近、こんなセットで聞いて結構満足しています。

 

AUREXのラジカセTY1000とYOUTUBEの音源をiPADでブルーツースで飛ばして鳴らすという、、まあ、シンプルなシステム。キヨタさんところは、玉のアンプとヨーロッパのスピーカーと吟味されたものだけど、あたしのは、その辺の電気屋さんで買い求めてきたもの、、

 

でも、先にも書いたように、iPADの音が実に良いのです、、ちょっとした玉のアンプで鳴らしたような音みたいで、、ジャズなんか聞くにはもう、これだけで十分って思うぐらいなんですね。iPHONEからTY-1000に飛ばす場合と音質が明らかに違います。しかもYOUTUBEって、聞きたい音源がほとんど入っているから、ジャズからクラッシックまで、ほとんど好きな曲が手軽に聞けてしまいます、、

 

こ~いうのでも、音楽は十分楽しめるから、、あたしがやってきたオディオっていったなんだろうなあとふと考えるのですね(笑)。(もちろん、あれはあれでおもしろからやめないけどね)

 

今だって、これまで聞いたことのなかったビルエバンスの音源を聞いています、、

 

YOUTUBEがピュアオーディオの音源になるとは思えないけれど、お茶の間で音楽をいろいろ楽しむ分には、こんなシステムで結構良い音質で聞けてしまうのが、令和のひとつのオディオのかたちなのかもしれませんね。

 

 

 

Viewing all 2184 articles
Browse latest View live