その昔、90年代後半、、まだミュージックバードが、PCM放送だった頃、、今は亡き安原顕さんがどしゃめしゃの番組「ギンギンニューディスク」を週末4時間やっていて、あたしはその番組が大好きで、かかさず聞いていたのだけど、安原さんは邦人ジャズパーソンの気に入ったCDがあったら番組で強力に紹介してました。例えば、その頃まったく無名だった綾戸智恵さん、とか井上圭さんとか 、その他多数、この番組から知名度があがった方は少なくないと思います。そうして、ピアニストのアキコ・グレースさん、、
当時、安原さんだけぢゃなく寺島さんも強力にプッシュしていて、彼女がデビューしたころは、おふたりとも相当に盛り上がっていたのがなつかしい(笑)。
でも、あたしは、彼女のジャズをしっかり聞いたということもでなく、まあ、そんなに引きつけられなかったということか、彼女のCDとか買うことはなく、現在に至るという感じだったのだけど、、
(マンハッタン・ストーリー)
この前、近くの本屋の中古セールを見ていたら、たしか彼女のセカンドリリースだったこの盤を発見、、いくらかなあとプライスみたら、な、なんと100円! こりゃあんまりだろうと思ったけれど、もちろん速攻で買いました。
買ったは、買ったけれど、まあ、棚に置いておいて、聞いてなかったのでした、、
でも、今は4312とAMP-KUMMAOTOのジャズシステムの鳴らしこみ中であるので、この盤を回してみることにした、、
どうか?
あらら、いーじゃありませんか、、 もともとクラッシック畑の人みたいだから(だって芸大卒なんだって)、テクニックは、もうすごすぎ、、バックスのベースとドラムスもけっこうすごい。録音も、これがジャズっていう感じでベースもドラムスもぐいぐい太い音で前にでてくる、、いいですねえ、、スローなプレイも大変結構、、
4312とAMP-KUMMAOTOで中音量ちょっと下レベルのボリュームなんだけれど、、十分楽しめますね、、
それにしても、この盤、当時スィングジャーナルのベストアルバムの推薦シールがはってあるぐらいだから、業界あげてのプッシュだったのだろうけれど、、あれから20数年、、今は、中古盤で100円とは、、ちょっとなんだかなあ
いろいろと昔のことを思い出しながら、、この盤聞きとおしました、、よかったですよ、、