先日、帰宅したら、いつもいろいろ頼むオディオ店から、ちょっと大きめの荷物が届いていた。娘の荷物は、連日ZOZOなんとかじゃなんだかんだで来るのだけど、あたし宛には、珍しい。なんだったっけ~と見てみると、おお! そうだったインフラノイズが、ちょっと前に、いよいよスピーカーアキュライザーをリリースするというので、その際、お店に注文を入れていたのでした。という訳で、今回のインフラノイズの新アイテムが来たのでした。
先ずは、このアイテムをイ社のHPから転用してご説明(長文)
(これね!)
スピーカー音質改善器
スピーカーアキュライザー SPA-7
スピーカーシステムの音質を今までには無かった方法で、画期的に改善するパッシブ回路を搭載したスピーカーアキュライザー SPA-7 です。
古今東西のスピーカーシステムの中で音楽的再生能力が際立って高く、また一般市場では最も販売台数が多かったと思える業務用モニタースピーカーはロジャースのLS3/5Aでしょうか?LS3/5AはBBCのライセンス番号でその規格に適合したものこの型番を名乗れるようですが、初期のロジャースのモデルだけが際立って高音質で他のメーカーのLS3/5Aや、ロジャースのレプリカモデルは初期のロジャースモデルほどの高評価は得ていません。初期モデル開発に係わった技術者のセンスの素晴らしさを物語っています。では世界最高とされる業務用モニタースピーカーはどんなものでしょうか?評価の高いレコードレーベルのスタジオで使用されるモニタースピーカーは殆どが特注仕様で一般市販用とは違います。各レコードレーベル独自の考えがあって色々有りますがカッティンマシンで有名なノイマンのモニタースピーカーや東独のシャルプラッテンで使われていたシュルツモニターが有名です。しかしこれらは残念ながら現実での入手は極めて困難です。この業務用モニタースピーカーとLS3/5Aを比較すると音楽的再生能力にはかなりの差が有ります。BBCモニターはLS3/5A以外の型番の大型モニターを含めて優秀なモニタースピーカーには違い無いのですが、BBCは放送局であってレコードレーベルでは無いのでシビアな要求がなかったからでしょうか?一説には男性の声の再生の忠実度に重きを置いたとのことです。同じ業務用モニターのレーベルスタジオで使用されたシステムとは音楽再生において大きな差があるのは確かです。これは純粋に音楽を楽しむ方には大変残念なことです。レコードのラッカーマスターやマスターテープ、またプロモ盤やオリジナル初期プレスと一般販売用のレコードの間に大きな差があるのと同様にどうしようも無いことだったのかも知れません。
この現実の悔しさを何とか出来ないのか、ロジャースのLS3/5Aやタンノイ、グッドマンその他の音楽再生能力での評価の高い名器をお使いの方々でも、レーベルメーカーのモニタースピーカーのような再生が出来ないのかと悩んできました。今回やっとこの難問を解決することが可能となりました。新製品スピーカーアキュライザーがそんな奇跡を起こします。ご愛用のスピーカーシステムの入力端子の直前に設置するだけです。コストパーフォーマンスははかり知れません、音楽的で評価の高いスピーカーシステムをお持ちの方なら、それが高価なタンノイやドイツの名器で無くても心配は要りません。SPA-7がオリジナルLS3/5Aのレベル以上の音楽再生をお約束します。
SPA-7スピーカーアキュライザーはアンプ出力信号に混入したノイズの時間軸と位相のズレを補正整合させるディレイラインです。わずかの遅延ですので周波数特性劣化や位相変化は有りません。トランスのように周波数特性を劣化させる要素が無いだけでなく、アナログ信号への色付けも有りません。アナログ信号を変形すること無く混じり込んだノイズ成分だけを無害にするだけです。SPA-7の無い状態ではこのわずかなノイズ成分は高次倍音を変化させるので、元の演奏には存在しない倍音を知らぬ間に付け加えていることになります。例えば超高価ハイエンドシステムでウイーンフィルの素晴らしい弦の音がまるで一般オーケストラのそれに聞こえてしまうのは信号が変形するのでは無く、ノイズ成分のいたずらだとお考えください。今まではこの有害なノイズ成分を減らす方法としてLCやトランスで高域をカットする方法で大きな効果が有りました。しかし通常のLCやトランスでは固有の音色が害になるので、高価なヴィンテージ品を使うことで高域の減衰を目立たたなくしてきました。聴感上、信号の高域の劣化については打つ手は無くヴィンテージオーディオにはどうしても狭帯域感が残ったのです。スピーカーシステムに接続するだけでドラマチックな音楽表現力が生まれます。クラシック、ジャズなど音楽ジャンルを超えての改善、グルーブ感、音の鮮度、音の力、リズム、スイング、アンサンブル、劇的に上がった音楽的改善に驚かれるのは間違いないでしょう。またアキュライザー回路に加えて超高域の有害な逆起電流を吸収する特殊な回路を備えています。この二つの回路の相互作用で通常のスピーカーでは考えられない音楽再生が可能となります。スピーカーアキュライザー無しでは東独の天才が造った業務用モニター以外では到達出来なかった世界は越えられません。ついにスピーカーアキュライザーが世界中の音楽ファンに奇跡的な再生音楽をプレゼントします。
ラベルを貼ってある端子側が入力端子です。また底部に小さな穴がある側が入力側です。設置はメインアンプ出力端子側で無くスピーカーシステムの入力端子側に行います。アンプ出力側に設置しても音質向上は有りますがスピーカーケーブルの補整と逆起電流対策には効果が有りません。スピーカーアキュライザー出力部に接続するスピーカーケーブルは必要最小限の長さにしてください。使用するケーブルはご使用中のスピーカーケーブルと同質のものか、特に音質の考慮がなされていない一般用電線、ACケーブルやビニール単線を軽くツイストしたものなどをご使用ください。高音質のオーディオ用スピーカーケーブルの必要は有りません。オーディオ用のスピーカーケーブルは出来るだけ使用をお控えください。インフラノイズ製のリベラメンテの併用は問題有りませんが、SPA-7端子出力からスピーカー端子までは出来るだけ短い長さでごく一般的なACケーブル、ビニール線をお使い下さい。既にインフラノイズ製リベラメンテでケーブルを統一されていても最小寸法1.3mのリベラメンテ部分のを追加する必要は有りません。配線はスピーカー内部のユニットへの配線と同じように捉えて下さい。SPA-7出力端子からスピーカー端子までの配線が長くなるとスピーカーシステムからの逆起電力の吸収が不可能になりますのでSPA-7の効果は半減します。もちろんSPA-7をスピーカーケーブルのアンプ出力側に設置しても音質向上は有りますがそれはSPA-7の能力の部分的なものとお考え下さい。
設置場所についても特に指定は有りません。端子から吊り下げた状態でも、床に設置した状態でもかまいません。スピーカーの設置についてですが、スピーカーアキュライザーの使用無しの時よりも高音、低音の伸び、音場はかなり変化しますので場合によってスピーカーの設置を見直すことでさらなる再生音の向上があると考えられます。SPA-7の天板や底板にダンプ材、重量物、木材、音質対策シート(インフラノイズ製も含む)、ノイズ吸収テープなどは絶対に使用しないように願います。他のスピーカー用アクセサリー、例えばスピーカー端子に繋ぐインピーダン補整素子やインフラノイズ製のハーモナイザーなどとの併用は絶対に行わないでください。スピーカーに仮想アースなどを繋ぐこと、スピーカーケーブルインシュレーターの設置は行わないでください。インフラノイズ非売品ケーブルチューナーについては問題は有りません。
スピーカーアキュライザーの下にインシュレーターを置く事ですが、本機は外部振動の影響を十分考慮されており回路はフロートされています。インシュレーターの上に置くことは推奨しません。インシュレーター固有の音色がSPA-7の整音を壊すことになるからです。厳密な整音を行っていますのでインフラノイズ製のインシュレーター等も併用しないで下さい。
スピーカーアキュライザーの2セットの直列使用は行わないでくさい。マルチシステムやバイワイヤリング接続で複数の使用は問題有りません。低音用スピーカーにも有効です。またこれらのシステムでスピーカーアキュライザー1セットだけの使用の場合には中音スピーカー、あるいは高音スピーカーにご使用ください。バイワイヤリングの場合はシングルワイア接続に戻してSPA-7は1セットのみご使用になることをお勧めします。
SPA-7の効果ですが音楽的再生の向上についてはあらゆる音楽要素に有効で劣化するところは有りません。あえてオーディオ的にSPA-7の効果を表現してみます。かなり誤解を招く可能性のある表現になってしまうのを御承知になり以下をお読み下さい。デジタル機器でクロックを交換することで得られる改善のような効果が有ります。まるでスピーカーに高精度クロックを繋いだような感じです。デジタル機器のクロックを交換することで音質向上はあるが、元の録音の音質を変化させることも有ります。SPA-7のクロック改善と似た効果は元の録音の音質は変化させません。優秀なスーパーツイーターを付加したような高音の伸びが得られます。クロック交換と同じくツイーターの付加は和音再生能力を劣化させることも多いですが、SPA-7は和音再生能力と高域の伸びの関係を崩しません。大口径のサブウーハーを追加したような効果も有ります。サブウーハー追加は殆どの場合オリジナルスピーカーシステムのバランスを崩し、ハーモニーの再現性を劣化させます。SPA-7はサブウーハー追加時の低音の伸びと同時に音程感も向上、バスのメロディーが聞こえやすくなります。どのようなデジタルソース、Youtubeからハイレゾ、DSDまでデジタル音が減少、アナログ再生と錯覚するほどになります。これらのソースが同じにように聴こえるのでは無く、今まで聴きづらかったソースでも音楽的な再生となります。矛盾するようですがソースの優劣は今迄より以上に把握出来るのに、音楽的再生はどのソースでも合格レベルであるとのマジックが起こります。名器のスピーカーの持つ個性、優秀性が今まで以上に現れます。どんなスピーカーでも同じ音にしてしまい個性が消えるのでは無く、個性の中で音楽再生、演奏再現が向上します。柔らかい音はさらに柔らかく、力強い音はさらに力強く音楽表現、演奏のダイナミックレンジが拡大します。
ボックスは整音の都合で接着されています。裏ブタのネジを外して、開けようとすると内部回路とボックスが破損しますのでご注意下さい。
[規格]
● 内容 2セット入り
● 外形寸法 45mm X 93mm X 203mm
● 重量 240g
●構造 振動吸収フローティング構造、 左右入力端子、左右出力端子
●価格 \108,000.-(税込み)
LS3/ 5Aをよりよく鳴らすため、いろいろとチャレンジしたのだけど、まあこのスピーカーの限界かなあとかあきらめて
いったんしまった。でも、まあ、もう一回、イ社の新アイテムを使ってLS3/ 5Aを鳴らしてみることにしました。
で、どうだったか? ②につづく