ジャズ批評３月号でジャズオーディオ大賞を獲得した盤などには、全く食指が動かず他の記事を見ていたら、あたしの好きなイタリアのピアニスト エンリコ・ピアラネンツィの新譜が紹介されていました。
ピアノトリオと小編成オケによる作品。弦楽器も好きなあたしとしては、是非聞きたいというので早速CDを取り寄せました。
到着したので、早速聞いてみたのですが、ん～なにかこ～、悪くないのだけど、ちょっと聞きやすいBGMみたいな感じで、週末、一杯やりながら聞き流すぐらいかなあなんて思いました。
さて、インフラノイズの新アイテムであるスピーカーアキュライザー SPA-7をロジャースのLS3/5に接続したら、ものすごく音が良くなって驚いた記事を先に書いたのだけど、実は、その後すぐ、我慢できずに、メインスピーカー「シベリウス」に付けてみたのでした。
これがね、いいのお、、素のまんまでも、このスピーカーは、文句ない音を出してくれていたのだけど、SPA-7を装着後の音の変貌ぶりは、もう全くあたしの今まで求めていた理想の音に限りなく近づいてしまったというのか、もちろんあたしの個人的な音の嗜好に合ったということだけども、すばらしい音の変わりようなのでありました。
装着から２週間ほど経つと、さらに音はよくなりました。その印象をインフラノイズに伝えたメールが下：
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インフラノイズ御中
SPA-7をうちのメインスピーカー １６センチフルレンジスピーカー
「シベリウス」に接続し、鳴らしはじめ２週間以上が過ぎました。
接続直後からあまりの音の改善ぶりに驚いたのは先にご報告したとおりです。
あれから２週間以上が経った「シベリウス」の音の変化について報告します。
ＳＰＡ－７を装着した直後から、低中域の厚味が増し、高域今まで以上に伸びやかになり、音全体が澄みわたりました。クラッシック、ジャズなどアコースティック楽器の音は、実に自然で、特にベースの音は、エンクロジャーがうまく響き、シングルユニットは思えないような、ゆったりつつみこまれるような低音となりました。
今週半ばごろより、音にさらなる変化がみられるようになりました。
ＳＰＡ－７装着直後より１週間以上は、上のような音の改善に加え、音全体に磨きと艶が加わったように感じており、全体的に華やかさが加わったようでした。
しかし、このところ、そのような華やかさが徐々に姿を消し、低中音の豊かさがさらに増し、、弦楽の音などがより自然に＝生の音に近づいてきたように感じます。オケなどを聞いても、音楽の重心がぐっと下がり「ウッディ」「まろやか」な音調になってきました。ホールで生のオーケストラを聞く音を彷彿とさせます。
ソロバイオリンの音も、同様に低中域の厚味が増しますが、高域は全く自然にどこまでも伸びます。
ホールの残響音も実に良く聞き取れて演奏者の息遣いや、うなり声など、これまで全く聞き取れなかった部分もしっかりわかります、、、音が部屋一杯に広がりますこの前までの華やかさ、かがやきが減衰したのですが、ＳＰＡ－７をシベリウスの鳴らしこみが進み、より「自然」な音に出方になりました。
ＳＰＡ－７を装着したからと言って、録音の良くない盤の音が、改善されるということはありませんでした。一方、録音の良い盤は今まで以上に音楽にうごかれ、感動いたします。
例えば最近聞いている、バッハの「マタイ」と「ロ短調ミサ」などを、ＳＰＡ－７付のシベリウスで鳴らすと、なんとも言えずじんわりと良い音で、音楽にひたってしまいます。
なにしろ、音そのものが気持ちよく、音楽にこころがぴったりと寄り添う感じであります。これは、インフラノイズのこれまでの機器を使ってときに共通する「音のここちよさ」ですが、ＳＰＡ－７のそれは、これまで最高であります。
これ以上の音が必要か？ とこのところ自問自答しております。
マニアとしては、もちろんいろいろやりたいところでありますが、SPA―７とシベリウス、アキュのプリメイン それとＣＤプレイヤーで全くこれ以上のものが必要と思わなくなりました。
これまで高額な内外のハイエンドを使用してきましたが、今の音が自分にとって最高の音だと毎日実感しています。
昨日、オーディオマニアの知人が来宅。現在のうちの音を聞いてこれまで聞いてきた音を全く違う、、、実に全く自然な音だ、、バイオリンなど胴なりの音が実に生の楽器のようだ、、との評価、、、、それはまさに、このスピーカーの設計者ラブグローブ氏が求めていたものであり、そのことがＳＰＡ－７の力で十全発揮されたと言えます。
音は、さらに変わるのか？ 間違いなく変わっています。
また、ご報告いたします。
ＳＰＡ－７は、すばらしいアイテムです！ 少なくとも私にとり
ましては、魔法の箱です、、、
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さて、上のエンリコの盤なのだけど、SPA-7＋シベリウスで、何回か聞いているうちに、なかなか良い作品だと思ってきました。なにしろ録音が、大きなホールでワンポイントマイクで取ったような感じで、ジャズにしては、空気感一杯で、ちょい聞きだとちょっと楽器の音がぼんやりした感じがしたのだけど、、なるほどクラシック音楽的な録音だなあということが分かると、、楽しめる音楽、、、
なにしろSPAー７の適用で、低中域のふかぶかとした豊かさが部屋全体に浸透して、ほんとうに聞いていてここちよい、、、
ほんとにこれは、魔法の箱、、
しかし、どうも、あまりの人気のため、生産が追い付かないみたいで、あたしは、もう１セットお店に頼んだのだけど、入荷待ちですよ～との答え、、まあ、待つしかないです（笑）。