このところ昼休みとか仕事の合間に実家に行って、あちらのマイファイシステムの調整をしております。
まあ、アンプとか機器の極性をあわせたり、ケーブル(単なる電線)の長さをあわせたり、やすい~電源タップを買って電源をきちんと分配したり、するだけなんだけどね。
で、こちらのマイファイ、全体的にいいんですが、すごく良いのが、こちらの超シンプルシステム。
あたしとはなが~いお付き合いのバクーンプロダクツのSATRIの超初期アンプ。多分30年ぐらい前のもの。
このアンプは、あたしが東京からもって来たJBLのS5500をマッキンのMC2600とC40で鳴らしていたんだけど、もう阿鼻叫喚の音で、ちょうどその頃知り合ったオーディオ道場の片山マスターが、ためしに使ってみたらと貸してくれたもので、その後、ずったあたしの所有になっているもの(笑)。
まあ、MC2600は、超ハイパワーすぎて、8畳間に合ったアンプじゃないし、あたしの選択が間違いだった(笑)。一方、SATRIのこのアンプ(シリーズ名も知らない)は、実にウエルバランスでS5500を鳴らすぢゃないですか。しかも、エネルギーも十分(60Wぐらいか)、しかも、マッキンにはなかったなんとも官能的な中域、、、
しかし、その後、あたしはオディオの泥沼に入ってしまって、時々思い出しては、このアンプに灯を入れていたけれども、まあ、もうしっかり使うことはなかろうなあと寂しげに見守っていたのだけど、今、俄然息を吹き返しました!
というのは、ちょっと前、実家をそうじしていて、ふと、このアンプとテクニクスのSB-6をつなげてみるかあと、なあにも期待せずマランツの廉価CDプレイヤーで鳴らしてみた訳です。あっ、言うの忘れたけど、このアンプはボリュームがあって、まあいわばプリメインアンプなんですね。
で、まあ、ジャズのピアノトリオでもとか言って、プレイ、、、
出てきた音は、想像以上によかった。実に瑞々しくって、、、低中音もぐいぐい出て、、な、なんぢゃこら~とあたしはのけぞった(笑)。
たしかに、このアンプ、他のアンプよりスピーカーのドライブ能力が高くて、ずいぶん前に友達に貸したときに、彼が鳴らないとこぼしていたダイヤトーンがぶりぶりなったあ!と驚いていたことを思い出す。
で、電源ケーブルをちょっと良いのに代えて、極性を耳で判断、、CDPの極性もチェック。これだけのことで、音は、さらに良くなぅた。もちろんこまか~いこと言えば、いろいろあるけれど、全体としては、ほんとにいい音。
テクニクスのスピーカーって、こんなにいい音がでるんだ~なんて感心することしきり、、、
しかしあれですね。まあ、SBー6は、オーバーホール済で2万ちょっと、CDPは友達からただでもらったおさがり、SATRIアンプは、もう昔のことだからいくらか忘れたけれど、、音の良さは、全く価格以上!
これだけの音が、居酒屋に4~5回行ったぐらいの「おあし」で、聞けるのだったら、ハイエンドに大枚ははたく必要まったくなかったぢゃないかあああ、、なんて猛省するのだけど、片山マスターが前から言ってたように、そういう道をとおらないと、今のような心境には至らないということですなあ(笑)。
まあ、あたしもオディオマニアとして成長したってことですか(笑)。それはいいことだっ!
しかし、このSATRIのアンプ、、今バクーンのナガイさんに頼んでも、部品とかが無いだろうから、同じものはもう作れないだろう。大事に大事にこれからも使いましょ。SATRIアンプ、、今のもいいけど、ヴィンテージSATRIもいいです、、、